クリスマスイブは『前夜祭』って知っている人は手を上げて下さ~い!
はいはいは~い!(*’▽’)/
と、大多数の方が迷わず手を上げてしまうのではないでしょうか。
いや、これは私もず~~~~~っとそう思っていました。
えっ、違うの???
いやいや、何かの案内で前夜祭って書いてあったよ!
人というものは一度思い込んでしまうと、なかなか新真実に向き合えなくなるものです。
私だって結婚した時は、嫁さんが綾瀬はるかに見えていたんです。
えぇ、私がメガネを外せば確かに綾瀬はるかに見えていましたとも!
ところが結婚5年も過ぎると、家に『タヌキの親分』が居座っているようにしか見えんとです(´;ω;`)
しかし、それを認めたくはない訳です。
ちょっと脱線しましたが、つまりそういうことなんです。
実はクリスマスの『イブ』を調べてみると、意外な事実が分かったんです!
そこで今回は「クリスマス前夜祭は嘘なのか?」その真実に迫りたいと思います。
クリスマス前夜祭は嘘?!
結論から言いますね。
実は、、、
クリスマスイブは前夜祭という意味ではありません!
「えぇ~~~Σ(・ω・ノ)ノ!」
「じゃあ、どういう意味なの?」
はい、では説明しますね。
まず、クリスマスイブのイブは「eve」「evening」の古い言葉「even」の「n」が取れた言葉で、つまり夜とか晩とかいう意味なのです。
ですから、クリスマスイブ=クリスマスの夜となります。
クリスマスは、イエス・キリストの誕生祭で12月25日です。
そして、キリストが生まれた時はユダヤ暦(れき)というもので暦(こよみ)をみていました。
えっ、ユダヤ暦って何?
そうですよね、普通なかなか知らないと思います。
ではまず、ユダヤ暦とは何か見ていきましょう。
ユダヤ暦とは?
ユダヤ暦とは、その名の通り古代ユダヤ人が考え出した太陰太陽暦のことです。
特徴としては、以下の通りです。
- 年始が秋から始まる(春からはじまるものもある)
- 紀元前3761年10月7日を創世紀元としている
- 月の動きに合わせて考えられている
- 日没が1日の始まり
- 新月が月の始まり
- 平均12カ月(1か月29.530594日)で、閏年は13カ月(19年間で7日)
- 1年が353日、354日、355日の3通りあり、閏年は383日、384日、385日の3通りある
POINT
ユダヤ暦では、日没で1日が始まるというのが今回のポイントになります。
夜中の0時ではなく、夕方日が暮れたら日付が変わります。
それは月の動きに合わせて考えられた暦だからです。
12月24日の日没後に25日が始まる計算になり、12月25日の夕方には26日に日付が変わってしまいます。
なのでユダヤ暦では、現在の暦でいう24日の日没後~25日の日没までが12月25日なんですね。
そうなると、クリスマスの夜は24日の夜ということになるので、前夜祭ではないのです。
ちなみに現代の暦は太陽暦と言います。
ついでなので、太陽暦についても少し見ておきましょう。
太陽暦とは?
現代では、太陽暦(グレゴレオ暦)という暦で1年をみています。
日本では明治5年12月2日(1872年12月31日)まで太陰太陽暦(天保暦)を採用していましたが、明治6年1月1日より太陽暦に切り替わりました。
POINT
太陽暦とは、地球が太陽の周りを回る周期を基に作られた暦のことです。
1年が365.24218944日で、4年で約1日のズレが生じるので補正のために閏日(うるう年)が設けられています。
太陽暦で見ると、キリストの誕生が12月25日ですから12月24日は前夜祭に見えます。
しかし、キリストの誕生の時はユダヤ暦でしたので、そこで感覚の違いが出てくるのです。
2つの暦が勘違いを生んだ
ここまで読んでいただくと、もうお分かりだと思いますが、2つの異なる暦のせいでこのような勘違いが生まれているのです。
先ほどもお話しましたが、太陽暦とユダヤ暦では日付の切り替わるタイミングが違うため、24日が前夜祭という認識が広まってしまったのです。
今や当たり前になっている太陽暦ですが、明治6年から採用されたということで、それほど大昔からという訳ではないんですね。
まだわずか147年しか経っていないのに驚きました。
この147年の間に、クリスマスイブ=前夜祭という情報が浸透してしまったんですね(;^_^A
クリスマスと言えばケーキですが、実はこれを食べるタイミングにもこのユダヤ暦が関係してるんですよ!
詳しくはこちらの記事をチェックしてみて下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今まで信じていた「イブ=前夜祭」がもろくも崩れ去っていったのではないでしょうか。
私だって最初は信じられませんでしたが、これが真実なんです。
これからはクリスマスイブ=クリスマスの夜と覚えておきましょう!
私は地理・歴史が大の苦手なので、ユダヤ暦や太陽暦を調べながら頭から湯気が出そうでした(笑)
しかし、これから子供達に本当のことを教えていかなくてはいけませんから、ちょっとがんばって勉強してみたんです。
人間いくつになっても、勉強って大切なんですね。
これからは勇気をだして、ちゃんとメガネをかけてから嫁さんを見ていきたいと思います(^.^)