
- おはしょりなしで子供に浴衣を着せても良いの?
- 七五三の着物におはしょりは必要なの?
この記事では、このような悩みを解決します。

間違った着付け方かも?と気になりますよね。
夏祭りに子供に浴衣を着せようとしたら、「 去年の浴衣がもう短くなってる! 」なんて経験ありませんか?
それだけ子供の成長は早いという事ですね。
嬉しい反面、夏祭りまで日にちがないと困ってしまいます。
そして七五三の着物の場合なら、

3歳で着た着物を7歳でも着られないかしら?

譲ってもらった大事な着物なのに、丈が短いからどうしよう。
などの悩みがあるのではないでしょうか。
おはしょりなしでギリギリ着られるなら、どうにか着せてあげたいですよね。
おはしょりなしで着物を子供に着付けて良いのでしょうか?
実は、おはしょりなしで子供に浴衣や、七五三の着物を着付けても問題ありません。
なぜなら、昔から着物には「 対丈( ついたけ) 」という着付け方法があるからです。
本記事の内容
- おはしょりなしで子供に浴衣を着せても良い?
- 七五三でおはしょりなしで着物を着せても良い?
ちょっとしたことですが、こういうことを知っておくと知識の幅が広がりますよ♪
この記事を読み終えると、おはしょりなしで子供に浴衣や、七五三の着物を着付けても良いかどうか分かりますよ。
では早速みていきましょう♪
おはしょりなしで子どもに浴衣を着せても良い?
おはしょりなしで子供に浴衣を着せても問題はありません。
おはしょりなしの状態を「 対丈 」と言い、おはしょりなしで着付けることを「 対丈で着る 」という言い方をします。
これは通常、男性の着物の着付け方で昔からの方法です。
でも、実は大人の女性でも、このような着方をする人が割といます。
着付けが楽で見た目もすっきりするからです。
訪問着や黒留袖では避けた方が良いですが、浴衣や普段着としての着物ならおはしょりなしでも大丈夫です。
大人の女性でもおはしょりなしで着るくらいなので、子供の浴衣でももちろん大丈夫です。
本来、子供の浴衣はおはしょりを長く出して着るものですが、それは成長を見越してのことです。
おはしょりが短くなるにつれ背が伸びているということなので、最終的におはしょりなしになるのも自然なことです。

おはしょりがないのは成長した証拠ですね。
七五三でおはしょりなしで着物を着せても良い?
七五三でもおはしょりなしで着物を着せても良いです。
ちなみに、七五三でおはしょりを出して着物を着付けるのは7歳の女の子だけです。
男の子と3歳の女の子の着物には、おはしょりを出して着る必要がありません。
なので、ここでは7歳の女の子の着物についてご説明しますね。
実は、七五三で着る着物のおはしょりも、本来なら浴衣と同様に長く出して着るものです。
なぜなら、その長いおはしょりには「 もっと背が伸びて健やかに成長しますように 」という願いが込められているからです。
でも、手持ちの七五三の着物に特別な思い入れがあるなど、どうしても着たい場合はその気持ちを優先しても良いと思います。
それに、7歳の女の子の着物には「 しごき帯 」と言って、ふわっとリボン結びにする帯を巻きます。
それは、ちょうどおはしょり付近に巻くものなので、隠れることが多いです。
おはしょりなしでも、あまり気になることはないですよ。

しごき帯は見た目がとても可愛いですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると、
- おはしょりなしで子供に浴衣を着せても問題ない
- おはしょりなしの状態を「 対丈 」と言い、昔からの着付け方法
- 対丈は男性の着物の着付け方で、大人の女性でも対丈で着る人が割といる
- 七五三でもおはしょりなしで着物を着せても良い
- 七五三でおはしょりを出して着物を着付けるのは7歳の女の子だけ
- 7歳の女の子の着物には、しごき帯を巻くのでおはしょりは隠れることが多い
七五三の着物は浴衣よりも改まった着物です。
そのため、おはしょりなしで着るのは少しためらってしまうと思います。
でも大切に受け継がれてきた着物だったりすると、形式にとらわれずに着せてあげたいですよね。
肝心なのは、健やかな成長を願うその気持ちですね。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです(^^♪
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