- ファスナーが閉まらなくなった
- ファスナーを自分で直したい
- ファスナーってどんな仕組み?
この記事では、このような悩みを解決します。
私は仕事着のズボンのファスナーを、自分で直したことがあります。
長い間履いているGパンや、バックやお財布の小銭入れ部分のファスナー( 別名ジッパー・チャック )がゆるんで閉まらなくなって困った事はありませんか?
バックやお財布のファスナーだと、お金がこぼれてしまったりして困りますよね?
実は、ある工具を使うと、簡単にファスナーのゆるみを直すことが出来るんです!
なぜなら、ファスナーの構造さえ分かってしまえば、ピンポイントで直せるからです。
本記事の内容
- ファスナーの仕組み
- ファスナーが閉まらない時に工具一つで直す方法
- ファスナーが閉まらなくなる原因
今回はズボンのチャックを例にお伝えしますが、バックや財布なども同じ方法で直せます。
ちょっとしたことですが、身に着けておくといざという時に役に立ちますよ!
記事の信頼性
- 私は過去に閉まらないファスナーを自分で直している
この記事を読み終えると、ファスナーやチャックが閉まらなくなった時に、自分で簡単に直せるようになります。
ではまず、ファスナーの仕組から見ていきましょう。
ファスナーの仕組み
ファスナーは、エレメントとスライダーという2つの部品で出来ています。
エレメントは見て分かる通り歯の部分で、ここがレールの役目をしています。
スライダーは、エレメントをかみ合わせる部品の事です。
エレメントを規則正しく、噛み合わせたり離したりするのがスライダーの役割です。
これがファスナーの仕組みです。
割と単純な構造ですが、身の回りでは衣類・靴・バック・財布など実に多くの製品に使われています。
正常なファスナーだとエレメントとスライダーのクリアランス( 隙間 )のバランスが良く、スムーズに開閉します。
では、閉まらなくなった時の対処法を見ていきましょう。
ファスナーが閉まらない時に工具一つで直す方法
ではズボンのチャックを例に説明します。
ある工具とは、ウォーターポンププライヤーなんです!
それはどんな工具なんですか?
一般的にはプライヤーと呼ばれている、
水道工事などで使うパイプなどを挟む工具です。
このように開度を調整できるプライヤーで、ホームセンターなどで購入可能です。
【 用意するもの 】
- ウォーターポンププライヤー( なければラジオペンチなどでも可 )
- ハンカチなどの布
お持ちで無ければラジオペンチなどでも大丈夫です。
しかしファスナーによっては素材が固くて、ペンチでは力が足りない場合がありますのでプライヤーの方がおすすめです!
用意するものは、他にはハンカチやタオルがあれば良いです。
これはファスナーに傷が付くのを防ぐ役割があります。
ズボンのチャックのゆるみを直す方法
- ハンカチなどの布でスライダーを包む
- ウォーターポンププライヤーでスライダーを挟んで締める
- スライダーを上下させて感触を確かめる
まず作業する前に、スライダーを上下させた時の感触を覚えておきます。
このようにハンカチなどの布でスライダーを挟み、その中央付近を締め込みます。
布を当てないとプライヤーで傷をつけてしまうので、必ず布を当てて行いましょう。
プライヤーだとスライダーを真っすぐ挟めるのと、テコの作用で力が入りとてもやりやすいですよ♪
( 写真では分かりやすい様にスライダーを外していますが、実際はエレメントに付けたまま行います )
POINT
力加減は初めは弱めに締め込んでみて、徐々に強くしていくようにします。
スライダーは柔らかい金属なので、あまり力を入れ過ぎるとチャックの動きが悪くなったり最悪破損するので注意しましょう。
終わったらファスナーを開閉してみて、スライダーに伝わる手の感触でもう少し締めるかどうか判断しましょう。
変化が無い時は、先ほどよりもう少しだけ力をかけてみます。
力を入れ過ぎて動きが悪くなってしまった場合は、スライダーをマイナスドライバーなどで広げてあげます。
作業前の感触と比べて少し固くなっているのが分かれば成功です!
ではなぜファスナーは閉まらなくなるのでしょうか?
ファスナーが閉まらなくなる原因
原因には主に3つのパターンが考えられます。
- エレメントが欠けたり変形したりして、スライダーが落ちてしまう
- スライダーが繰り返しの使用により、金属が広がってしまい落ちてしまう
- スライダーが周りの布部分を噛みこんでしまい、閉まらなくなる
スライダーは軽い金属で出来ていますので、繰り返し使用していると徐々に開いてきます。
エレメントも繰り返し使用している間に、スライダーで布を挟んでしまったりして変形したり欠けたりします。
布などを挟み込んでしまった場合は、マイナスドライバーでスライダーを少し広げてあげると、挟まっている布を取る事が出来ます。
ドライバーでケガをしないよう注意しながら作業しましょう。( 広げすぎると閉まらなくなるので、様子をみながら少しずつ広げます )
このファスナーのゆるみというのは知らない内に起こっている事が多く、割と厄介なトラブルですよね(;^_^A
一度ゆるんでしまうと閉めても閉まらなくなり、逆に開けたいのに引っ掛かって開けられなくなったりします。
ちなみにラジオペンチだとどうしても斜めに力が入るので、少しやりにくいかもしれません。
でもスライダーを締める程度の作業ですので、プライヤーが無ければこれでも十分だと思います。
お店に修理に出したらいくらかかる?
スライダーの修理をお店で出すと料金は以下の通りです。
- 交換の場合:約2,000円
- 修理の場合:約1,000~2,000円
工具も家にあるもので出来ますし、そんなに手間もかからないので一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ただし、プライヤーは使い慣れない工具かも知れないので、指を挟んでケガをしないよう十分注意して作業しましょう。
エレメントに関しては欠けなどの場合は交換しかないと思いますので、お近くの手芸屋さんのお店に聞いてみると良いでしょう。
参考までに、ラジオペンチでチャレンジされた動画があったので、載せておきますね。
動画で見ると、より分かりやすいかと思います。
お気に入りの洋服なんかだと、チャックが壊れただけで捨てるのはもったいないですからね。
ぜひチャレンジしてみて下さい。
まとめ:ファスナーが閉まらない時の対処法!簡単に自分で直す方法をご紹介!
いかがだったでしょうか?
まとめると、
- ファスナーはエレメントとスライダーで構成されている
- ファスナーが閉まらない時はプライヤーと布があればわずか数秒で直せる
- プライヤーは必ずスライダーの中央を挟む
- ラジオペンチは斜めに力が加わるので、できればプライヤーを用意する
- エレメントの不具合は手芸屋さんで聞いてみる
- 作業する時はケガをしないよう注意して行う
やってみると分かると思いますが、一度やっておくと同じトラブルの時にあっという間に解決出来るようになります。
これがズボンのチャックだと、恥ずかしくてどこかに隠れたくなります(/ω\)
これほど恥ずかしい事は無いですよ。
私も以前、会社の作業着のズボンのチャックがゆるくなり、仕事をしていて知らない内に全開になってしまっていました。
何度上げ直しても、また下がってしまい大変困りました。
女子に見られなかっただけ良かったですが、、、。
しかしこの方法で私の作業着ズボンのチャックは、もう勝手に下がらなくなりましたよ♪
知っていて損は無い知識なので、ぜひとも身に着けておきましょう!
【参考】
⇒ファスナーが外れない時の対処法!試してほしい5つの対処法をご紹介
⇒ファスナーが外れた時の直し方!片方だけ外れた時の対処法も教えます