
- かっこいいことわざや、四字熟語を日常会話で使ってみたいなあ
- 口下手だからことわざや、四字熟語を使って説明できないかな
この記事では、このような悩みを解決します。

ことわざや四字熟語には『 一を聞いて十を知る 』力がありますね。
普段の何気ない会話で「 かっこいいことわざや四字熟語を使えたらいいな 」と思いませんか?
特にビジネスの場でサラッと使えたら、かっこいいですよね。
上司や取引先からあなたへの印象が、アップするかもしれません。
でも、難しいことわざや四字熟語の意味は分かっていても、使いこなせるかどうか不安な人もいるのでは?
実は、難しいことわざや四字熟語でも、ポイントを押さえればちゃんと使えるようになりますよ。
なぜなら、ことわざや四字熟語の意味だけでなく、例文や使う場面を覚えておけば使いこなせるようになるからです。
本記事の内容
- かっこいいことわざや四字熟語10選
- ビジネスで使えることわざ5選
- ことわざ・四字熟語のちょっと変わった使い方
ことわざや四字熟語を、サラッと使えると知的に見えます!
ちょっとしたことですが、こういうことを知っておくと知識の幅が広がりますよ♪
記事の信頼性
この記事を読み終えると、ことわざや四字熟語の使い方が分かり、日常会話で使えるようになりますよ。
では早速みていきましょう。
かっこいいことわざや四字熟語10選
かっこいいことわざや四字熟語のうち、音の響きが良いものを選びました。
使い方と一緒にご紹介します。
1.人間万事塞翁が馬( にんげんばんじさいおうがうま )
意味:人生における幸不幸は予測できないものである。
例文:良い事もあれば悪い事もある。それこそが人間万事塞翁が馬。
例文とは逆で、「 悪い事ばかりではなく良い事もある 」という時にも使います。
このことわざは、励ましにも戒めにも使えますよ。
2.賽は投げられた( さいはなげられた )
意味:事はすでに始まっているから、結果がどうなろうと断交するしかない様。
例文:会社は退職、起業の資金の融資の手続きも完了。賽は投げられたから頑張るしかない。
退路を断ち、もうやるしかない!という緊迫した状況の時に使うとかっこいいですね。
3.諸刃の剣( もろはのつるぎ )
意味:役立つ一方で、大きな害を与える危険もある。
例文:この薬は、良く効くけど副作用が強い諸刃の剣だ。
類義語は、ハイリスクハイリターン。
4.天網恢恢疎にして漏らさず( てんもうかいかいそにしてもらさず )
意味:天が張りめぐらした網は広く大きく目も粗いようだが、悪事・悪人は逃さない。
例文:犯人が捕まった。天網恢恢疎にして漏らさず、悪い事は出来ないものだ。
日常会話で使うことはないかもしれませんが、心に留めておきたいことわざです。
5.切磋琢磨( せっさたくま )
意味:互いに協力したり競ったりして技量を高め合うこと。
例文:彼は、親友でもありライバルでもある切磋琢磨してきた仲間だ。
6.粉骨砕身( ふんこつさいしん )
意味:骨身を惜しまず一生懸命働くこと。
例文:採用していただいたからには、粉骨砕身の気持ちで頑張ります!
7.一騎当千( いっきとうせん )
意味:人並み外れた能力や経験の例え。
例文:アベンジャーズは一騎当千の強者ばかりだ。
8.起死回生( きしかいせい )
意味:危機的な状況を一気に良い方向に立て直すこと。
例文:誰もが諦めかけた試合で、起死回生のホームランを打った。
9.背水の陣( はいすいのじん )
意味:一歩もひけないような絶体絶命の状況の中で、全力を尽くすこと。
例文:高校生活最後の試合、背水の陣で挑む。
10.勇猛果敢( ゆうもうかかん )
意味:勇ましくて力強く決断力のある様。
例文:彼のような勇猛果敢な人物は、リーダーにぴったりだ。
以上、10選ご紹介しましたが、響きがかっこいいだけでなく、勇ましさと努力の大切さが伝わってくるような言葉ばかりです。
まさに、勇往邁進( ゆうおうまいしん )。

どんな困難にもひるまず、勇敢に突き進んで行きたいものです。
( 11選になってしまいました )
ビジネスで使えることわざ5選
次に、ビジネスで使えることわざをご紹介します。
1.実るほど頭を垂れる稲穂かな( みのるほどこうべをたれるいなほかな )
意味:人格者ほど謙虚な姿勢である。
権力や経済力を持てば持つほど威張るのではなく、謙虚な気持ちで人と接する人のことを言います。
威張っている社長さんなどを見かけると、教えたくなってしまいます。
2.李下に冠を正さず( りかにかんむりをたださず )
意味:人から疑われるような行動は慎むべきである。
すももの木の下で冠をかぶり直そうとしたら、実を盗ろうとしているように思われる。
瓜畑で脱げた靴を探していると、瓜を盗もうとしているように思われる。
だから、初めから疑われるような事はしないでおく、という戒めのことわざ。
このことわざは、物語風に話せるので、小さい子にも分かりやすく伝えられますよ。
3.泥中の蓮( でいちゅうのはす )
意味:汚れた環境の中でも、影響されずに清らかさを保っていること。
厳しい労働環境の中で、頑張っている医療従事者の方々こそがまさにそうですね。
4.聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥( きくはいっときのはじきかぬはいっしょうのはじ )
意味:知らないことは積極的に質問するべきだという教え。
知らないことは知らないと、はっきり言える勇気が欲しい時に思い出すと良いですね。
5.一将攻成りて万骨枯る( いっしょうこうなりてばんこつかる )
意味:功績が目立つ人の影には、それを支えた無数の人の努力・犠牲があるということ。
部下の努力や手柄を、自分だけの功績にするような上司を表現するのに、ぴったりなことわざです。
どんな時でも、周りの人への感謝の気持ちを忘れない。
そんな人間でありたいですね。
以上、5選ご紹介しました。
覚えておくと、自分への戒めにもなり、感謝の気持ちを忘れず持ち続けられます。
ビジネスの場では慣れた頃が一番気の緩む時。
「初心忘るべからず」です。
ことわざ・四字熟語のちょっと変わった使い方
ここで、ことわざ・四字熟語のちょっと変わった使い方をご紹介します。
簡単で有名なことわざなら、最後まで言わなくても伝わるものです。
ことわざ全般に言える事ですが、会話の中で、きちんと最後まで言うと形式ばった印象になります。
例えば、「 親しき中にも礼儀あり 」ということわざ。
相手がすごく遠慮している時に、はっきり言うのではなく、
「 よく、親しき中にも・・って言うし、お礼だけはさせてよ。」
という具合に、ことわざの語尾を濁して言ったとします。
すると、気軽な雰囲気になり、お礼を受け取りやすくなりますよね。
言葉を濁すことは、悪い事ばかりではなく、相手に配慮したい時にも使えます。
日本人らしい奥ゆかしさです。
そんな奥ゆかしさとは正反対に、やる気を伝えたい時、次のような使い方はいかがでしょう。
覆水盆に返らず( ふくすいぼんにかえらず )
意味:一度した事はもはや取り返しがつかないこと。
例文:「 覆水盆に返らず 」と言うけれど、こぼれた水を全部すくって元に戻してやる!
このことわざの意味を覆すような使い方ですが、何が何でも名誉挽回してみせる!という気迫が伝わってきます。
一石二鳥( いっせきにちょう )
意味:一つの行為から二つの利益を得ること。一挙両得。
例文:一石二鳥とは言わず、三鳥にも四鳥にもして見せます!
一石二鳥だけでもお得感があるのに、それに上乗せしています。
ビジネスの場でこのように言われると、その人のやる気と自信が感じられますよね。
このように、ことわざや四字熟語のちょっと変わった使い方でだいぶ印象が違います。
ここまで来れば、もうあなたはことわざ・四字熟語の上級者ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると、
- 音の響きがかっこいいことわざ・四字熟語
人間万事塞翁が馬、賽は投げられた、諸刃の剣 など
切磋琢磨、粉骨砕身、一騎当千、起死回生 など - ビジネスで使えることわざ
実るほど頭を垂れる稲穂かな、李下に冠を正さず、泥中の蓮 など - 簡単で有名なことわざなら最後まで言わなくても伝わる
- 「 一石二鳥とは言わず、三鳥にも四鳥にもして見せます! 」
という使い方をすれば、やる気を伝えられる。
ことわざや四字熟語を使えば、長い説明をしなくても、たった一言で多くの事を的確に伝えられます。
口下手な人にとっては、自分の心境を伝えられる最高の手段ではないでしょうか。
門出の時、成人式、就職、結婚など、人生の節目を迎える人への贈る言葉としても良いですね。
何より、色々なことわざや四字熟語を知っておけば、人生に行き詰った時、自分自身を救う言葉になるかもしれません。
そんな時のためにも是非、心の支えとなるようなことわざや四字熟語を見つけてくださいね。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです(^^♪