パパ~、七夕の織姫と彦星はどのくらい離れているの?
えっと、、、いっ、、いっぱい離れてるかな?!
え~、いっぱいじゃ分からないよ~。
よし、じゃあ一緒に調べてみようか
子供のころから七夕の行事は知っていましたが、由来など説明できるほどの知識がありません。
願いを書いた短冊を笹に飾る行事だとか、織姫と彦星が年に1回だけ天の川を渡って会うことができる、
ということしか知りませんでした。
という訳で、子供と一緒に織姫と彦星の距離について、ちゃんと調べてみることにしました!
実は、織姫と彦星の距離は絶望的に遠いんです!
なぜなら、織姫と彦星の距離は15光年も離れているからなんです。
本記事の内容
- 織姫と彦星の距離は15光年!
- 織姫と彦星の位置ってどこ?見つけ方と見やすい時間
- 七夕の由来
せっかくなら由来や物語の意味も知りたいですよね?
今回は七夕について調べてみました。
ちょっとした雑学ですが、こういうことを知っておくと知識の幅が広がりますよ♪
記事の信頼性
- 織姫星と彦星は本当にある
- 七夕祭りの由来
この記事を読み終えると、織姫と彦星の距離が分かり話のネタが出来ますよ!
七夕にまつわる星座として天の川や織姫星、彦星の名前を聞いたことありますよね?
まずは星座の事から調べていきましょう。
織姫と彦星の距離は15光年!
織姫、彦星、と言われています。
織姫星はこと座のベガ、彦星( 牽牛 )はわし座のアルタイルという名前で呼ばれています。
天の川をはさんで向かい合うように位置していますが、距離は15光年も離れているんです!
1光年とは光が1年に進む距離のこと。
光が1秒間に進む距離は、地球を7周半回る距離と同程度。
地球1周が4万kmです。
4万km×7週=28万km。
分かりやすく7周半回った時、1秒間に進む距離は約30万kmとします。
これを1年に換算すると、1光年は約9兆5000億kmとなるんです。
( 1秒30万km×60秒×60分×1日24時間×1年365日 )
15光年ですから、実にこれの15倍!
もう計算しきれないほど離れていますね。
kmで計算するのも大変ですから、15光年と覚えておきましょう。
1年に1回会うための準備をしていても、とても間に合う距離ではなさそうです(笑)
パパ~、15光年だね?
よく分からないけど、覚えとくよ(笑)
そうだね。
ちょっとまだ難しかったね。
パパでも想像できないくらい遠いよ。
織姫と彦星の位置ってどこ?見つけ方と見やすい時間
日本では旧暦の七夕の頃、8月上旬によく見えるようになります。
時刻は午後8時~10時頃。
南東の空を見上げてください。
「 夏の大三角形 」という言葉を聞いたことはありませんか?
夏の夜、8時頃に空を見上げると、3つの明るい星が見られます。
こと座のベガ( 織姫星 )、わし座のアルタイル( 彦星 )、はくちょう座のデネブという星を結んで出来る大きな三角形で、夏の夜空の目印になっています。
アルタイル( 彦星 )は、他の星よりもかなり輝いているので見つけやすいと思います。
アルタイルから少し東に向かって見ると、はくちょう座のデネブが見えます。
さらにその近くにある、他の星より輝いて見えるのがベガ( 織姫 )です。
天の川を挟んでアルタイル( 彦星 )とベガ( 織姫 )、天の川の中にデネブが見える、というイメージですね。
ぜひ、夏の夜空を探してみてください♪
七夕の由来
せっかくなので、七夕の由来についてもおさらいしておきますね!
- 織姫と彦星の物語
- 笹飾りの意味
では順番にみていきましょう。
織姫と彦星の物語
機織りが上手な神様の娘「 織姫 」と牛飼いの「 彦星 」は結婚し、仲良く過ごしていました。
しかし二人は遊んでばかりいるようになり、怒った神様が天の川の両端に引き離してしまったのです。
悲しさのあまり元気をなくした二人を見かねて、年に1度、7月7日だけ会える日として許しました。
しかし雨が降ると天の川の水かさが増すため、7月7日だけ架かる橋を渡ることが出来ず会うことができません、という物語。
この日に降る雨は催涙雨とも呼ばれ、織姫と彦星が流す涙といわれています。
織姫と彦星って、恋人かと思ったら夫婦だったんですね!
笹飾りの意味
笹飾りは、織物の上手な織姫にあやかって「 物事が上達しますように 」とお願いごとをしたのが始まりです。
短冊だけでなく、それぞれの飾りに意味もあります。
- 長寿を祈る折鶴
- 織姫に供えた織り糸を表す吹き流し
- 大漁を願う網飾り
- 金運上昇の財布( 巾着 )
- 災いや穢れの身代わりとして神衣・紙衣( かみこ )
- 整理整頓や倹約の心を育むくずかご
などです。
じつは七夕は日本だけでなく、中国・韓国・台湾・ベトナムなどでも節日の一つとされています。
日本の七夕は、中国の行事であった七夕が奈良時代に伝わり、元からあった棚機津女( たなばたつめ )の伝説が合わさって生まれたといわれています。
そもそもは旧暦の7月7日に行われていましたが、現在は新暦の7月7日にするところが多いようですね。
まとめ
まとめると、
- 織姫と彦星の距離は15光年!
- ひときわ目立つ、夏の大三角形のうちの2つが織姫と彦星
- 8月上旬の午後8時~10時がよく見える
- 七夕は織姫にあやかって物事が上達するようにお願いごとをしたのがはじまり
- 織姫と彦星は恋人ではなく、夫婦だった
子供のころからよく目にしていた七夕。
調べてみると織姫にあやかって願い事を書いていたり、天の川を渡って会っていた織姫と彦星は夫婦だったりと、知らないことだらけでした。
今年の夏は織姫と彦星を見つけるのも楽しみかもしれませんね。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです(^^♪