
- 海洋に漂うプラスチックごみの量はどれくらいあるの?
- レジ袋有料化の効果はあるの?
この記事では、このような悩みを解決します。

海の生物が被害に遭っていて、心が痛みます。
たくさんのごみが漂着している海岸。
プラスチックごみが体に絡まっているウミガメや魚。
そんな映像を見たことはありますか?
誰でも一度は、ニュースなどで目にしたことがあると思います。
そのごみは「 海洋プラスチックごみ 」と言われていて、人の手によって捨てられた物です。
海をきれいにしようと活動している人だけでなく、
日頃からマイバッグを使ったり、ごみの分別をしている人達にとっても、すごく残念な光景ですよね。
海にごみを捨てている人って、そんなにいるのでしょうか。
実は、海洋プラスチックごみの8割は、陸で発生しているのです。
なぜなら、陸で捨てられたごみが、川から海へ流出していくことで発生しているからです。
本記事の内容
- 海洋プラスチックごみの量はどれくらいあるのか
- レジ袋有料化の効果はあるのか
人間は本当に、自然のことを考えているのでしょうか?
調べれば調べるほど、自分に何が出来るのか考えさせられます。
この記事を読み終えると、海洋プラスチックごみの現状が分かり、私達に何が出来るか考えるきっかけになりますよ。
では、早速見て行きましょう。
海洋のプラスチックごみの量はどれくらいあるのか?
世界の海洋に漂うプラスチックごみの量は、年間約800万トン流れ込んでいると推定されています。
あまりにも大きな数字で想像がつきませんが、ジャンボジェット機に換算すると、なんと約5万機分。
東京スカイツリーだと約222基分。
とてつもない量です。
海岸に漂着したごみは、海洋プラスチックごみのほんの一部だったんですね。
しかも、その海洋プラスチックごみのうち8割が、陸で発生しているのです。
そして、このまま何も対策をしないと、2050年には、海にいる魚の量よりプラスチックごみの方が重くなってしまうと言われています。
さらに、もっと問題になっていることがあります。
それは「 マイクロプラスチック 」と呼ばれている物です。
マイクロプラスチックってどんな物?
マイクロプラスチックとは、陸や海で捨てられたプラスチックごみが、川の流れや波の力によって細かくなり、5ミリ以下になった物のことを言います。
マイクロプラスチックは分解されず、世界中の海に漂い、海底の砂にも混ざっています。
そのマイクロプラスチックを、海にいる生物が飲み込み、食物連鎖で海鳥や、最終的には人間の体にも蓄積しているかもしれないのです。
過去には、実際に市場で売られている魚の体内に、プラスチックが蓄積されていたという報道もありました。
本当に恐ろしいことですよね。
では、この海洋プラスチックごみ問題への対策はあるのでしょうか?
海洋プラスチックごみの対策とは?
この海洋プラスチックごみ問題は日本だけでなく、世界全体で大きな問題になっています。
日本国内でも、様々な取り組みが始まっていて、一人一人の対策として私達にも出来ることを紹介してくれています。
その中でも、「 プラスチックの3R 」を覚えておくといいですよ。
- Reduce( リデュース ):ごみになるものを減らす
- Reuse( リユース ):繰り返し使う
- Recysle( リサイクル ):再生利用する
これなら、身近なことから始められそうです。
※参照ホームページ:
環境省でプラスチックごみ問題の解決策として取り組んでいるキャンペーン
プラスチックスマート
レジ袋有料化は効果があるの?
2020年7月から始まったレジ袋有料化。
実は、その効果はほんの数パーセントしかありません。
なぜなら、日本で出されているプラスチックごみの中で、レジ袋の割合はほんの数パーセントだからです。
ではなぜ、レジ袋有料化が始まったのでしょうか?
それは、レジ袋を減らすことだけが目的ではなく、レジ袋有料化を通じて、プラスチックごみ問題を考えるきっかけにしたい
という政府の考えがあったのです。
現にこうして私自身も、プラスチックごみ問題に関心を持ち調べるようになりました。
私の場合は、
- 調べていくうちに、海洋プラスチックごみ問題や地球温暖化問題に自然とたどり着く
↓ - 次に考えることは、「 自分にできることは何か? 」
↓ - すると、やっぱりマイバッグやプラスチックごみの分別になる
↓ - 少しでも問題解決の役に立つことを実感できて、新たな気持ちで取り組める
といったところです。
政府の思惑に、すっぽりとハマっているという訳ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると、
- 世界の海洋に漂うプラスチックごみの量は、年間約800万トン
- 海洋プラスチックごみのうち8割が、陸で発生している
- 2050年には、海にいる魚の量よりプラスチックごみの方が重くなってしまうと言われている
- マイクロプラスチックは食物連鎖で魚から人まで体に蓄積されているかもしれない
- プラスチックごみ問題の対策は「 プラスチックの3R 」
- レジ袋有料化は、プラスチックごみ問題を考えるきっかけにしたいという政府の考え
年間800万トンの海洋プラスチックごみ。
こんなとんでもない量のごみの前では圧倒され、なす術もないと思ってしまいます。
でも、一人一人がプラスチックとの賢い付き合い方を見直し、意識を高めていけば、
大きな力になると信じたいです。
この記事がお役に立てば幸いです(^^♪
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