
- 左利きの割合は世界でどれくらいいるのかな?
- 左利きは右利きに矯正したほうがいい?
この記事では、このような悩みを解決します。

子供の頃、クラスに一人は左利きの子がいましたよ。
日本では左利きより右利きの人の方が多いです。
では、世界ではどれくらいいるのでしょうか。
その他にも、
左利きの割合が少ないのは、みんな右利きに矯正しているから?
もし子供が左利きだったら、右利きに矯正したほうがいいの?
など、いろいろ気になりますよね。
実は、左利きの割合は世界人口のうち約10%で、長年変動がありません。
なぜなら、この割合は、古今東西を問わずほぼ一定との統計結果があるからです。
本記事の内容
- 左利きの割合は世界人口のうちどれくらいなのか
- 左利きは右利きに矯正したほうがいいのか
ちょっとしたことですが、こういうことを知っておくと知識の幅が広がりますよ♪
記事の信頼性
- 参考にした資料
フリー百科事典『 ウィキペディア( Wikipedia ) 』「 左利き 」のページ - 友人が左利き
この記事を読み終えると、左利きについての知識や、矯正は必要かどうかの判断ができるようになりますよ。
では早速見て行きましょう。
左利きの割合は世界人口のうちどれくらいなのか?
1977年の統計結果では、左利きの割合は世界人口のうち8%から15%と出ています。
この割合は、昔も今も世界全体で10%前後。
しかも変動がありません。
古代の壁画や石像を見ても、右利きの方が圧倒的に多かったそうです。
しかしその理由は、はっきりとは解明されていないのです。
さらに、左利きが発生する要因は、
- 遺伝
- 脳の働きが右利きの人と比べて、左脳と右脳で逆になっているため
- テストステロンなどのホルモンの影響
- 胎内での姿勢
など言われているのですが、これらも説でしかありません。
左利きの割合が世界中で太古の昔から変わらず、要因が未だ解明されていない。
これは、神様が「 左利きは1割 」と決めているみたいで神秘的ですね。
左利きの割合は世界全体で約10%ですが、国によってバラつきはあります。
しかしそれは、左利きを良しとしない国や、両利きにする国があるからです。
宗教上の理由や、独自の文化がある国では、元々左利きだったのを右利きに矯正します。
またアメリカでは、無理に矯正することはせず左も右も使わせるので、両利きの人が多いそうです。
そのため、国によって左利きの割合が変わってくるのです。
左利きは子供のうちから矯正したほうがいいの?
左利きから右利きへの矯正は、日本でも子供のうちからした方がいいとされていました。
それは右利きが多い社会で、子供に不便な思いをさせたくないという親心と、左利きは良くない・劣っているという考え方のためでもありました。
私の友人も左利きで、小さい頃右利きに矯正されたそうです。
周りの大人も、友人が左利きと知ると、
「 なんだ、この子は左利きかあ。 」
と、なぜか残念そうに言われた記憶があると教えてくれました。
そんなふうに言われるのは悲しいですよね。
子供心に傷ついたと思います。
友人は結局、字だけは右で書くようになりました。
あとは全て左です。
でも、「 書くことだけは、右で使えるようになってよかった。 」と言っています。
日本語は右で書くように作られているので、親御さんも文字だけはと思われたのでしょう。
しかし矯正には、少なからずストレスが伴います。
重い症状だと、言語障害や夜尿症の原因かもしれないと言われていたり、左右を混乱して方向音痴になったり。
ちなみに友人は、方向音痴で左右をたまに間違います。
このような事例もわかってきて、現在は無理に矯正するという考えもなくなりつつあります。
そして、「 左利きは個性 」と見てくれるようにもなりました。
左利き用のグッズや左右どちらでも使える物も増えてきました。
ハサミや包丁、スープを注ぐおたま。
パソコンのキーボードやマウス。
友人が最近一番感動したのは、左利き用の扇子だそうです。
扇子に左も右もなさそうですが、左手で右利き用の扇子であおいでいると、だんだん閉じてくるそうですよ。
これは不便ですね。
このように、企業や社会も左利きの人に優しくなってきて、無理に右利きに矯正するという考えも、少なくなってきました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると、
- 左利きの割合は世界人口のうち約10%で、古今東西変動がない。
- 左利きが世界で一定数存在する理由は、はっきりとは解明されていない。
- 左利きが発生する要因は、遺伝・ホルモンの影響などの説がある。
- 左利きの割合は国によってバラつきがある
- 無理な矯正は、言語障害や夜尿症の原因になる可能性がある。
- 現在は、「 左利きは個性 」と見てくれるようにもなった。
- 左利き用のグッズがいろいろ販売されている。
今回、左利きについて話してくれた友人は
「 改めて子供の頃を思い出すと、左利きで辛いこともあったけど今は、世間の左利きへの理解が、だいぶ深まった気がする。 」
と言っていました。
それでもまだ、左利きで不便なことがあるかもしれませんが、不便に気付く事は、便利への第一歩。
これからもっと、左利きの人に優しい社会になる気がします。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです(^^♪
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