
- 軽自動車のナンバープレートの色はなぜ黄色なの?
- ナンバープレートの色の違いって何?
- 軽自動車のナンバープレートの代金はいくら?
この記事では、このような悩みを解決します。

最近はご当地ナンバーの車が多くなりましたね。
軽自動車のナンバープレートの色と言えば黄色ですが、
最近では、普通自動車と同じ白のナンバープレートも見かけます。
さらに、図柄入りでカラフルなナンバープレートも。
そもそも、軽自動車のナンバープレートの色はなぜ黄色なのでしょうか。
実は、軽自動車のナンバープレートは昭和50年( 1975年 )に白から黄色に変わりました。
なぜなら、普通自動車と区別しやすいようにする必要があったからです。
本記事の内容
- 軽自動車のナンバープレートが黄色になった理由
- 軽自動車のナンバープレートの代金
ちょっとしたことですが、こういうことを知っておくと知識の幅が広がりますよ♪
この記事を読み終えると、軽自動車のナンバープレートの違いが理解できるようになりますよ。
では早速見て行きましょう。
軽自動車のナンバープレートが黄色になった理由
軽自動車のナンバープレートが黄色になった理由は、普通自動車との区別をしやすくするためです。
実は、軽自動車のナンバープレートは昭和49年( 1974年 )までは、普通自動車と同じ白地に緑文字のものが使われていました。
昔の軽自動車の車体の大きさは、現在と違って小さく、普通自動車との区別は見た目だけで判断出来ていました。
しかし、時代と共に車体や排気量が大きくなり、パッと見ただけでは区別がつかなくなって来たのです。
そのため、昭和50年( 1975年 )、軽自動車のナンバープレートの色は、現在も使われている黄色に変わりました。
区別がつかなくて困る理由は、主に二つあります。
一つ目は、高速道路や有料道路の料金所でのやり取りをスムーズにするため。
軽自動車は普通自動車と料金が違うので、料金所の係員が瞬時に判断出来るようにしなければなりません。
いちいちドライバーに確認していたら渋滞の原因になりますからね。
現在はETCが利用できるようになり、係員が判断して料金を伝えるという機会は少なくなりました。
そして、二つ目の理由は、警察のスピード違反の取り締まりの時に、分かりやすくするため。
軽自動車の高速道路での最高速度は、平成12年( 2000年 )までは時速80キロ。
普通自動車は時速100キロでした。
時速20キロの差があったので、間違って取り締まっていたら大ごとです。
このような理由から、軽自動車は黄色、普通自動車は白になったのです。
では、黄色・白の他にナンバープレートには、どんな色があるのでしょうか?
軽自動車のその他のナンバープレートの色
黄色、白以外のナンバープレートの色もありますのでご紹介します。
- 黒……事業用の軽自動車 ( 運送業のトラックなど )
- 緑……事業用の普通自動車と二輪車 ( 運送業のトラックやタクシー、バイク便など )
- ピンク……自家用の91ccから125ccの原付二種 ( 二人乗りができる )
この他に、青ナンバーもあります。
しかしこれは、一般の人が取得できるものではなく、外交官車両に使われているものです。
道路交通法が適用されないので、もし違反があっても警察は取り締まりができません。
めったに目にすることはないと思いますが、このような車が存在するのです。
では、せっかく分かりやすく色々なナンバープレートがあるのに、
何故、また軽自動車でも白のナンバープレートが増えてきたのでしょうか?
軽自動車の白のナンバープレートが増えたのはなぜ?
最近は、軽自動車でも白のナンバープレートを付けている車が増えました。
その理由は、国土交通省が特別仕様のナンバープレートの交付を開始したからです。
それは、通称で
と呼ばれているものです。
これは、軽自動車・普通自動車用として、共に白のナンバープレートを付けることができます。
ラグビーナンバーとオリンピックナンバーは、どちらも期間限定で、日本で開催されることを記念して作られたそうです。
残念ながら、ラグビーナンバーは、もう受付を終了しました。
でも、オリンピックナンバーは、大会が延期されたことでナンバーの受付も一年延長されました。
これらのナンバー交付には、
「 大会を支援して、みんなで盛り上げよう 」という願いが込められているようです。
そして、地方図柄入りご当地ナンバーは、交付が始まったばかりです。
こちらは、「 走る広告塔 」として地域の観光名所や特産物などを図柄にして、その魅力を発信することを目的に作られました。
ちなみに、軽自動車も白地ですが黄色の縁取りが施されています。
普段の買い物の時など、駐車場があったら、「 他府県の図柄入りナンバープレートはないかなあ 」と、つい探してしまいます。
軽自動車のナンバープレートの代金
軽自動車のナンバープレートの交付代金は地域によって異なります。
ラグビーナンバーはもう受付を終了しましたが、代金は、7,120円~9,450円でした。
オリンピックナンバーは、7,330円~9,850円。
地方図柄入りご当地ナンバーは、7,410円~9,450円。
そしてそれぞれに、1,000円以上の寄付をすると、図柄入りやフルカラーのナンバープレートを選択することができます。
さらに、そのナンバープレートは、廃車するまで使用した後、取り外して( 不正防止の穴を開けてから )記念に保存することができます。
大会や地域の記念にもなるし、そのナンバーの車に乗っていた記念にもなる、とても粋な計らいですよね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると、
- 軽自動車のナンバープレートが黄色になった理由は、普通自動車との区別をしやすくするため
- 黒のナンバープレートは、事業用の軽自動車用
- 緑のナンバープレートは、事業用の普通自動車と二輪車用
- ピンクのナンバープレートは、自家用の91ccから125ccの原付二種
- 軽自動車でも白のナンバープレートを付けているのは、国土交通省が特別仕様のナンバープレートの交付を開始したから
★ラグビーナンバー( 受付終了 )→交付代金:7,120円~9,450円
★オリンピックナンバー→交付代金:7,330円~9,850円
★地方図柄入りご当地ナンバー→交付代金:7,410円~9,450円
※それぞれに、1,000円以上の寄付をすると、図柄入りやフルカラーのナンバープレートを選択することができる
今や、ファッション感覚でナンバープレートを付けられる時代になりましたね。
何十年もある車の歴史の中で、車のナンバープレートは「 無地 」が当たり前。
その分、図柄入りは本当に特別感があります。
それだけに、街でカラフルなナンバープレートを見かけると、つい嬉しくなって見てしまいます。
でも運転中はナンバープレートに気を取られないよう、くれぐれも気を付けてくださいね。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです(^^♪
コメント