
- 暑中見舞いのハガキの書き方が分からない
- 普段ハガキを書かないから上手く書けるか不安
- 暑中見舞いを書く時のマナーってどんなことがあるのかな?
この記事では、このような悩みを解決します。

私もあまり書いた事がなかったので、良い機会だと思い調べてみました。
最近はがきを出すことって減りましたよね?
LINEやメール、電話で誰とでもすぐに連絡が取れるから、わざわざはがきまで出す必要がなくなってしまいました。
しかしそれだと子供の頃はよくても、社会人になった時に絶対困る場面が出てくるんですよね。
それがビジネスで使用する暑中見舞いのハガキの書き方です。
いざ書こうと思ってもどう書いて良いのか分からない、、、。
そんなあなたに朗報です!
実は暑中見舞いには書き方の構成が決まっていて、その通りに書けば良いのです!
なぜならビジネスの世界では暑中見舞いの書き方が存在していて、それに沿って書くことがマナーとされているからなんです。
本記事の内容
- 暑中見舞いの文章構成
- 暑中見舞いの書き方テンプレート
- 暑中見舞いの知っておくべき4つのマナー
これから夏に近づいていくので会社で「暑中見舞い」を書くよう指示されることも出てくるでしょう。
しかもそういうのって、だいたい社歴が浅い子や新人に任されるものです(;^_^A
友人や親せき宛ならまだしも、ビジネス面の場合は書き方にミスがあると会社のイメージダウンにも繋がりかねません。
記事の信頼性
- ビジネス用の暑中見舞いの書き方を参照している
そこで今回は「暑中見舞い」の文例や、マナーについて触れていきたいと思います!
恥ずかしい思いをしないために、すぐに使えるテンプレートもご用意していますのでご活用下さい。
この記事を読み終えると、ビジネス用の暑中見舞いの書き方が理解でき、上司を驚かすことが出来ますよ(^^♪
では早速、暑中見舞いの構成から説明します。
暑中見舞いの構成
暑中見舞いの構成は、下記のとおり6項目あります。
1.暑中お見舞い申し上げます
⇒暑い日が続いているけど体調大丈夫ですか?といったニュアンス。
安否を聞く言葉です。
2.時候の挨拶
⇒時候とは、季節のこと。
季節感を表す言葉を入れて書く挨拶のことです。
3.感謝の挨拶
⇒言葉の通りです。
普段からお世話になっていることへの感謝の気持ちを伝えます。
4.夏季休暇のご連絡
⇒一般オフィスなら夏季休暇がいつからいつまでなのか、飲食店やアパレルなど接客業の場合はセールの期間などを伝えます。
もし夏季休暇がないのであれば、その旨も書いておきましょう。
5.結びの言葉・相手への気遣いの言葉
⇒締めの言葉です。「暑いのが続くけど体調崩さないでくださいね」といったニュアンスの言葉を書きます。
6.日付
⇒書いた日の日付を書きます。ただし、明確な日付を書くのではなく「令和〇年 盛夏」と書きます。
この構成に沿って書いたテンプレートをいくつかご紹介しますので、これらを踏まえてぜひ参考にしてみてください!
【ビジネス用】暑中見舞いのテンプレート

では3つのテンプレートをご紹介しますね。
【 テンプレート1 】
暑中お見舞い申し上げます。
厳暑の折柄、皆様のご健勝をお祈りいたします。
日頃は何かとお世話になりまして、心より感謝を申し上げます。
弊社では以下(左記など)の期間を夏季休暇とさせていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
令和〇年 盛夏
【 テンプレート2 】
暑中お見舞い申し上げます。
酷暑の折柄、ご自愛ご健康をお祈りいたします。
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く感謝申し上げます。
当店では夏季も変わらず営業しておりますので、スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ちしております。
令和〇年 盛夏
【 テンプレート3 】
暑中お見舞い申し上げます。
暑さ厳しき折、皆様ますますご健勝のことと存じます。
いつも格別のお引き立てにあずかり、心からお礼申し上げます。
誠に勝手ではございますが、弊社では以下(左記など)の期間を夏季休暇とさせていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
今後ともなお一層ご愛願の程、よろしくお願い申し上げます。
令和〇年 盛夏

普段見慣れない言葉が並びますが、テンプレートをそのまま使っても大丈夫です。
「致します」ではなく「いたします」と平仮名表記ですので注意して下さい。
これはあまりに漢字ばかりだと読みにくくなるためで、適度に平仮名も使いましょう。
暑中見舞いは書き方一つで変わる?!知っておくべき4個のマナー
暑中見舞いを書く上で大切なマナーを4つお伝えします。
- 宛名の書き方は基本的なものでOK
- 相手の会社は「貴社」
- 暑中見舞いを送るタイミングは梅雨明け~立秋まで
- 心のこもったメッセージを添える
ではそれぞれ見ていきましょう。
1.宛名の書き方は基本的なものでOK
例えば年賀状の場合、切手の部分左上に「年賀」という朱書きがあります。
これは普通のハガキとの区別をつけるためにあるのですが、暑中お見舞いの場合はそういった習慣はありません。
ですので基本的な宛名の書き方で大丈夫です。
2.相手の会社は「貴社」
暑中見舞いで注意していただきたいのが、相手の会社の書き方。
言葉で伝えるときは「御社」と言いますが、文章では「貴社」と書きましょう。
また相手の安否を尋ねる「暑中お見舞い申し上げます」の後に書く時候の挨拶。
これは一番暑い時期に送るため「厳暑、猛暑、盛夏」などの言葉を使います。
ちょっとした言葉の選び方で、相手に与える印象も変わってきますので注意が必要です。
3.暑中見舞いを送るタイミングは梅雨明け~立秋まで
暑中お見舞いは、梅雨が明けてから立秋(8月7~8日頃)までに出すのが良いとされています。
ちなみに、2020年の立秋は8月7日です。
そこで気をつけるべきポイントは、送り先が日本のどこなのかということ。
暑中見舞いとは「夏の暑さが厳しいけど、体調崩していませんか?」というような、安否伺いという意味があります。
そのため梅雨が明けて、夏らしくなった頃から出すのがベストなのですが、梅雨というのは西の方(沖縄方面)からあけていくもの。
「自分たちのところは梅雨は明けたけど、送り先はまだ、、、」ということもあるので、ニュース等で良く確認してから出すと良いでしょう。
4.心のこもったメッセージを添える
暑中お見舞いは、決まったテンプレを印刷していることが多いです。
ですので「手書き」で一言、自分の気持ちを書くと印象に残りやすくなります。
ちなみにビジネスではありませんが、私は子供の頃毎年祖母から暑中見舞いをもらっていました。
祖母の場合は全部手書きでしたが、もらった時はすごく嬉しかったです。
ただ達筆すぎて子供の私には読むのが難しく、母にいつも訳してもらっていましたが(笑)
やっぱり手書きって相手の気持ちが伝わってくるし、もらった方も嬉しくなるんですよね。
それはビジネス面でも一緒だと思います。
マナーとして必ずというわけではありませんが、これをやっておくと受け取る人にいい印象を与えることができ、今後の仕事にもいい影響が出るかも?!
まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると、
- ビジネス用の暑中見舞いには決まった構成がある
- ①暑中お見舞い申し上げます
- ②時候の挨拶
- ③感謝の挨拶
- ④夏季休暇のご連絡
- ⑤結びの言葉・相手への気遣いの言葉
- ⑥日付
- 暑中見舞いを書く上で大切なマナーは4つ
- ①宛名の書き方は基本的なものでOK
- ②相手の会社は「貴社」
- ③暑中見舞いを送るタイミングは梅雨明け~立秋まで
- ④心のこもったメッセージを添える
スマホやSNSの普及で、はがきの書き方が分からない人は多くいますし、「どうせ若い子は分からないだろう」と思っている人がいるのも事実です。
でも書き方やマナーが分かっていれば、そんな上司や先輩達から「これだから若い子は、、。」なんて言われないし、むしろ「若いけどしっかり分かっているな」と一目置かれるかも知れません。
いざ任されてもすぐに対応できるよう、今からしっかり学んでおきましょう!
ビジネスマナーと言えば、スーツの衣替えにも気を付けましょうね!
この記事がお役に立てると幸いです。