
- 車の窓についたウロコを取りたい
- 高価なケミカルじゃなくて身近なもので代用したい
- 頑固なウロコを落とすケミカルが知りたい!
- そもそもウロコって何なの?
- ウロコが付かない方法はないのかしら?
この記事では、このような悩みを解決します。

私は副業で車屋をしていますので、しょっちゅうウロコを取っています。
新車の頃はキレイでピカピカだった車のガラスに、いつの間にかこびりついているウロコ。
ウロコがあると見た目も良くないですし、運転中視界に入ってしまい気になりますよね?
実は身近な物を使って、窓ガラスに付いたウロコを落とす方法があるんです!
なぜなら車の窓ガラスに付いたウロコは、化学の力を使うことで比較的簡単に落とせる汚れだからです。
本記事の内容
- 車の窓ガラスの軽度のウロコの落とし方
- 車の窓ガラスの中程度のウロコの落とし方
- 車の窓ガラスの重度のウロコの落とし方
- ウロコの正体
- ウロコが付きにくくする方法
サイドミラーも同様で、雨粒で見にくくなってしまいます。
しかもコイツがなかなか取れないんですよね~(;^_^A
でもウロコが取れると、視界も気分もスッキリします!
ちょっとしたことですが、こういうことを知っておくと雨の日の運転が楽しくますよ♪
記事の信頼性
- 副業で車屋をやっているので、ウロコ取りをやる機会が多い
- ケミカルも色々試して、本当に効果のあるものしか使わない
ウロコと一口に言っても、軽いものから重症なものまでウロコにも色々あります。
ですから、それに見合ったケミカルをいくつかご紹介していきたいと思います。
この記事を読み終えると、車の窓ガラスに付いたウロコを落とす方法が分かり、愛車の窓ガラスをキレイにすることが出来ます。
それではまず、軽い程度の場合から見ていきましょう。
車の窓ガラスの軽度のウロコの落とし方
ウロコが窓についてから日が浅い場合、身近なもので落とせる場合があります。
- お酢
- メラミンスポンジ

程度が軽い場合は車用のケミカルでなくても、お酢やメラミンスポンジで落とせるんですよ!
100均などで売っているお風呂のガラスに使うダイヤモンドクリーナーは、車の窓には向いてないので使用しないで下さいね!
こうなると悲惨ですよね(;^_^A
では、それぞれやり方を見ていきましょう。
車の窓ガラスのウロコをお酢で落とす
作業難易度:
作業時間:漬け置きに約15分は必要
【 用意する物 】
- お酢
- ティッシュペーパー
- スプーン(中)
- ウエス
【 作業手順 】
- ティッシュペーパーをウロコのあるところに置く
- ティッシュペーパーにスプーンなどを使ってお酢を少量かける(ボディーに付かないように!)
- 15分ほど漬け置きする
- ティッシュペーパーを剥がしてウエスで念入りに水拭きする
しっかり拭き取らないと臭いが残るので、拭き取りは念入りに行いましょう。
※ボディーに付着すると塗装を痛めるので気を付けましょう。

ポイントは15分程度漬け置きをするところですね。
漬け置き時間が短いと、効果が発揮できない場合があります。
落ちない場合は、少し時間を長く置いてみましょう。
それでもダメなら次の方法をお試し下さい。
車の窓ガラスのウロコをメラミンスポンジで落とす
メラミンスポンジとはホームセンターや100均などで売っている台所用品で、コップの底などの汚れを取るのに使うスポンジです。
繊維が細かく、ウロコ汚れを落とすのに向いています。
作業難易度:
作業時間:フロントガラスで約20~30分
【 用意する物 】
- メラミンスポンジ
- 水
- ウエス
【 作業手順 】
- メラミンスポンジを水で湿らせ、ウロコがある場所をこすっていく
- ウエスで乾拭きする
まずは目立たない場所で試してみて、落ちるようなら範囲を広げて作業していきます。
マスキングテープでボディーなどを養生していくと安心です。
※これもボディーには不向きなので、ボディーを磨かないように!
では、これでも落としきれないような場合を見ていきましょう。
車の窓ガラスの中程度のウロコの落とし方
先ほどのやり方で落とせないようなウロコには、車用ケミカルを使います。
価格的には1,000円前後で手に入るケミカルです。
作業難易度:
作業時間:フロント1面で約30分程度
手順としては付属の研磨剤をスポンジに付けて、磨いたあと水拭きするものがほとんどです。
ある程度のウロコであれば、このあたりのケミカルで十分落とせるでしょう。
使い方をよく読んでから作業しましょう!
これでも落ちない場合は、更に強力なケミカルが必要になります。
車の窓ガラスの重度のウロコの落とし方
もう長年の蓄積のようなウロコになると、並大抵のケミカルでは歯が立ちません!
そこでもう少し強力なケミカルの出番となる訳で、これが私が愛用しているお気に入りのケミカルになります。
その名も、アネストの『ガラスクリーナーゼロ』です!
まさにガラスのウロコを落とす専用品で、かなり強力なウロコに向いています。
量的にはガラス4面磨いて、軽自動車で2~3台分磨ける量になります。
中には、ナノ粒子の研磨剤と専用のパットが入っています。
ナノ粒子というのは1/10億の意味で、とにかく細かい粒子のことです。
これを使うと粒子が細かいので、ガラスに傷を付けずにウロコなどの汚れだけを落とす事が出来るんです!
作業難易度:
作業時間:フロントガラスで約30分
【 用意する物 】
- ガラスクリーナーゼロ
- 水拭き用ウエス1枚
- マスキングテープ
- 脱脂スプレー
- キッチンペーパー
- スプレーボトル
- 車によっては脚立
- 手荒れの恐れがあるので、薄手の使い捨てビニール手袋
それではガラスクリーナーゼロを使ったウロコ落としの手順をみていきましょう。
私のように手荒れが心配な方はビニール手袋などを用意しましょう。
【 作業手順 】
- まずは水洗いしてガラス表面に付着している砂やホコリを取り除きます
- 窓枠のゴム部分やピラー部分をマスキングテープで養生します
- 研磨剤を良く振って中身をかくはんします。(かくはんが弱いと効果が薄れるのでとにかく良く振りましょう)
- 専用パッドのフェルト面(黒い方)に1円玉弱くらい塗布します(ウロコが強烈な場合は10円玉くらい)
- ウロコ・水アカ・油膜・被膜などの付着したガラス面を、一定の方向に力を加えながら磨いていきます
- 縦・横方向に磨いていき、液剤が熱で乾いてきたらスプレーで水をかけながら作業していきます
- 最後は必ず縦方向に磨いて終わらせます
- 磨きが終わったら濡らしたウエスを固く絞って研磨剤を拭き取ります
- ガラスモールなどに乾燥した研磨剤が周りに付着した場合は、水洗いするなどして落として下さい
- 研磨したガラス面に脱脂スプレーをかけ、キッチンペーパーで拭き取って終了
※1度の作業で取り切れない場合は、3~8を繰り返します。
ちなみに私は脱脂スプレーはこれを使っています。
これが実際に作業した時の写真です。
ビフォー
アフター
フロントの場合はワイパーが当たる部分にはウロコは付きにくく、ワイパーが届かない部分だけウロコになっている事が多いです。
研磨する面積自体が少ないので、初めての場合はフロントガラスからがおススメです。
磨いた効果が一番感じられる場所ですし、20分~30分程度の時間で終わるので良いですよ♪
サイドやリアは面積が広いので、30分以上の時間をみておいて下さい。
もちろん、ドアミラーのガラスにも使えます!
ガラスクリーナーゼロで作業する時のポイント!
ガラスクリーナーゼロで作業する時のポイントは3つあります。
- POINTとにかく研磨剤を良く振ってかくはん(混ぜる)すること
- 磨き終わりは必ず縦方向に磨くこと
- ケミカル剤はキレイに拭き取ること
この3つのポイントは必ず守って作業しましょう。
かくはんが弱いと本来の研磨力が出ず、なかなかいウロコが取れません。
それと最後に縦方向に磨いて終わるのは、雨が流れる方向に合わせて研磨しておくという意味があります。
POINT
車の外からでは、光の加減などでウロコが見えない場合があります。
そんな時は車内から見てみると、どこにウロコが残っているか分かりやすいですよ!
専用パッドは、何度か使っていると乾いた研磨剤やゴミなどが付着している場合がありますので、傷が付く可能性がありますので水洗いしてから使用しましょう。
では、このウロコの正体は何なんでしょうか?
車の窓ガラスに付くウロコの正体
【 車の窓ガラスに付くウロコの正体 】
雨水や水道水に含まれる炭酸カルシウムやケイ素、カルキ、カーワックスの油膜など、さまざまな汚れが原因となって固着した汚れになります。
洗車した時に、ガラスを自然乾燥させてしまったりしているとウロコになりやすいです。
窓ガラスに残った水滴が太陽光を浴びると、水分だけが蒸発しカルキやワックスなどの汚れ成分が窓に残ります。
これが固まるとウロコになる訳です。
後は雪国に住んでいる方なんかは、雪で車が埋まっている間にガッツリウロコになっていたりしますよね、、、。
車の窓ガラスに付くウロコの付着を防ぐには?

ウロコの付着を防ぐには、洗車した時に窓ガラスに撥水材などを塗り込んでいれば多少防げます!
ガラスに雨水などの水滴が残っているのが良くない訳ですから、撥水剤で下に流してあげると汚れが付きにくくなるんです。
先ほどの作業説明の、10番の脱脂スプレーをかけてキッチンペーパーで拭いた後に、撥水剤の塗り込みを行います。
撥水剤を塗り込んでおくと、ウロコの再付着を防ぐ役割があります。
私がオススメなのは、塗りやすく作業が簡単なガラコです♪
ガラスに塗り込んで、5~10分置いてからキレイなウエスで空拭きするだけです。
洗車の度に塗ると、より効果的です!
なんと効果持続期間が長く約1年というだけあって、かなり長持ちしてくれます(^.^)
車速が40km/hくらいから、水滴が風で勝手に飛んでいきますよ♪
撥水剤にも色んな種類がありますので、コチラのランキング記事を参考にして選んでみて下さい。
ワイパーのゴム・ブレードの交換方法はこちらを参考にされて下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると、
- 程度の軽いウロコはお酢やメラミンスポンジで落とせる
- 中程度のウロコは車用ケミカルで落とす
- しつこいウロコにおススメのケミカルは、アネストのガラスクリーナーゼロ
- 研磨剤はとにかく良く振ってかくはんしてから使う
- 磨き終わりは必ず縦方向で終わらせる
- ウロコの正体は、雨や水道水に含まれる炭酸カルシウム・ケイ素・カルキ・ワックスなどの汚れが付着したもの
- 撥水剤などでコーティングしておくと、ウロコの再付着を防ぎやすくなる
どうですか?
あなたの愛車のウロコは落ちましたか?
ウロコって放っておくと、強固に付着してなかなか落ちにくくなってしまいます。
こまめな撥水剤の塗布でウロコを防いでいきましょう!
ウロコが消えると、視界がクリアになり気持ちよくドライく出来るようになりますよ♪
この記事がお役に立てれば幸いです♪
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