- 対向車のフォグランプが眩しい
- 後続車のフォグランプが眩しい
- フォグランプの眩しさを何とかしたい!
この記事では、このような悩みを解決します。
最近のフォグランプは、LEDなどで特に眩しいです。
夜間、対向車がヘッドライトもつけず、スモールランプとフォグランプだけで走っているのを見た事がありませんか?
それも、やたらに眩しいフォグランプ。
後ろに付かれると、ルームミラーとドアミラーに眩しい光が差し込みます!
更にヘッドライトまで眩しいと更に最悪です(=_=)
私も夜に車を運転していて、よくこういう光景に出くわします。
実は、フォグランプが眩しい時は、いくつかの対策があるんです!
なぜなら、多くの人が知らないだけで、フォグランプの眩しさから逃れる方法は存在するんです。
本記事の内容
- フォグランプが眩しい時の対策
- フォグランプとは?
- フォグランプの眩しさは法律はどうなっているの?
フォグランプは、補助灯です。
なのに、最近の車にはファッションランプとして装着されています。
ちょっとしたことですが、こういうことを知っておくと知識の幅が広がりますよ♪
記事の信頼性
- 私も実行している
- グッズはショップで売っている
- 【 道路交通法第52条、同施行令第20条 】参照
この記事を読み終えると、フォグランプの眩しさから、逃れることが出来ます。
では早速見ていきましょう。
フォグランプが眩しい時の対策
特に対向車でヘッドライトも点けずに、やたら眩しいフォグだけの車を見ると本当に嫌になります。
これは一般的な対処方法ですが、相手がどの位置にいるかによってやり方が変わります。
これは眩しいフォグランプだけでなく、ハイビームのままや光軸がズレている車両への合図にも使えます。
それでは見ていきましょう。
相手が対向車の場合
まず第一に相手のライトを直視しないということが大切です!
しかし下を向いてしまったり、よそ見をしてしまっては事故の元ですので止めましょう。
眩しいライトを直視してしまうと、目がくらんでしまい大変危険です!
少しだけ視線をずらして、なるべく相手のライトに目をやらないことです。
相手が対向車であれば、パッシングで相手に知らせるという方法があります。
ただし、前方に前走車がいる場合は注意が必要です。
あまりしつこくパッシングしてしまうと、前走車が煽り運転されたと勘違いされてしまいますので1回で抑えましょう。
パッシングで気が付かないようでしたら、軽くホーンを鳴らしてみるのも手です。
ただしこれも、前走車がある場合は1回にしとくのが無難でしょうね。
相手が後続車の場合
相手が後続車の場合、写真のようにルームミラーやサイドミラーに眩しい光が差し込み車内が明るく照らされてしまいます。
これはやられると、結構頭にきますよね?(>_<)
このような場合は、ルームミラー下のツマミを押して一時的に倒して角度を変えて、光がルームミラーに映らないようにしましょう!
特に車高の低い車に乗っていると、その影響をまともに受けてしまいます。
それでも眩しい時は車線を変更してやり過ごすか、コンビニなどに一旦駐車し高揚した気分を落ち着かせてから、再び走り出すことをおすすめします。
眩しい光にイライラしたまま運転するのは危険ですので、あくまでその車から離れることを優先しましょう。
フォグランプの眩しさにグッズで対策する
ここまではご自分でどうにかしようという内容でしたが、やはり限界があるのでここで便利なグッズをご紹介しておきます。
【 ナイトサングラス( 夜間用サングラス )】
これをかけて運転すれば、もう眩しいフォグランプも怖くありません!
UVカットもあり、昼間でも使用できます。
【 カーサンバイザー 】
コチラは、純正のサンバイザーに取り付けるグッズになります。
取り付けも簡単で、純正のサンバイザーに巻くだけで眩しさをカットしつつ視界も確保できる優れもの!
どちらのグッズも、視界を確保しつつ眩しさを軽減してくれるのでおススメです♪
注意するべきこと
いくら眩しいからといっても、決して相手を威嚇したり攻撃したりすることは止めましょう。
昨今はドライブレコーダーの普及により、悪気はなくてもネットで晒されてしまい、被害者のはずなのに加害者のように扱われるケースもあるようです。
ドラレコの取り付け記事はコチラ↓
https://response-up.com/archives/1699
では、そもそもフォグランプとはどんな役割があるのでしょうか?
フォグランプとは?
フォグランプは次のような意味があります。
- 雨の日や濃霧など著しく視界が悪い場合に点灯する補助灯の事です
- 読んで字のごとくフォグ=霧という意味です
- 乱反射しにくい光で視界の悪い日に使用するものです
- 点けていると対向車からも見えやすくなります
あくまでフォグランプは、車の手前側(前方下側)を照らすのに使う補助ライトなので、ヘッドライトの代わりにはなりません。
POINT
ヘッドライト( ロービーム )とは道の先( 前方上側 )を照らすライトのことで、ハイビームとはロービームより高い位置を照らすライトです。
ハイビームはレバーを手前に引くことでパッシング(一瞬だけハイビーム)が出来ます。
これは、主に合図の時に使います。
スモールライトは車幅灯とも呼ばれていて、車の四隅に設置されている小さなランプのことです。
これは、暗くなってきた時に車がここにいますよ!という周りへの合図になります。
フォグランプの今と昔
昔はフォグランプは白いライトではなく黄色いものでした。
法律では、白色または単横色と定められています。
濃霧の時なんかは白いライトは霧と同色なので見えにくく、黄色いランプで車の側を照らし見えるようにするのが役割でした。
※本当は赤色が一番視認性が良いのですが、赤色灯や尾灯などですでに使われているので赤は使えないんです。
これは、昭和の時代の車くらいまででしょうかね。
時代と共に白色が主流となり、本来の目的とは違った方向へシフトしていきました。
白色だと乱反射してしまう為、ほとんど意味を成しません。
このように最近の車には用途が全く違うフォグランプが標準でついており、さらにそれがスモール連動になっています。
1度フォグランプのボタンを押すと、後はスモールライトを点ける度にフォグランプも点くようになります。
最近の車は、フォグランプというよりファッションランプの意味合いが強く、あらかじめケルビン数( 明るさ )を落としてあるようです。
やたらに眩しい車は、次のいずれかが原因だと考えられます。
- HIDのケルビン数を上げている(6000K~12000Kくらい)
- HIDに交換しているのか光軸が合っていない
- 元がハロゲンタイプのフォグランプにHIDを入れたためグレア光(遮光できない光の漏れ)が出ている
HIDは明るい反面光が散りやすく、フォグランプに使うには向いていません。
POINT
グレア光とは、元々ハロゲン球を使用するライトにHIDを入れてしまった時に起こる、遮光出来ない光の漏れのこと。
ハロゲンライトのレンズにはレンズカットと呼ばれる光を遮るラインが入っています。
ハロゲンライトの光量であれば光をカット出来るのですが、HIDはケルビン数が強力なので光をカット出来なくなってしまい光が散ってしまうのです。
眩しくしてしまっている車は、周りに大迷惑を掛けている事に気が付いているのでしょうか?
それとも「 明るい方がカッコいい! 」とか思っちゃってるんでしょうかね(;^_^A
いずれにしても、白くて明るいフォグランプなんて何の役にも立ちません。
ただただ眩しいだけで、存在自体無駄なんですからぜひやめて頂きたいものです。
フォグランプの眩しさは法律はどうなっているの?
フォグランプに関しては、道路交通法第52条、同施行令第20条に定められています。
【 道路交通法第52条、同施行令第20条 】
第二十条 法第五十二条第二項の規定による灯火の操作は、次の各号に掲げる区分に従い、それぞれ当該各号に定める方法によつて行うものとする。
一 車両の保安基準に関する規定に定める走行用前照灯で光度が一万カンデラを超えるものをつけ、車両の保安基準に関する規定に定めるすれ違い用前照灯又は前部霧灯を備える自動車 すれ違い用前照灯又は前部霧灯のいずれかをつけて走行用前照灯を消すこと。
二 光度が一万カンデラを超える前照灯をつけている自動車(前号に掲げる自動車を除く。) 前照灯の光度を減じ、又はその照射方向を下向きとすること。
三 光度が一万カンデラを超える前照灯をつけている原動機付自転車 前照灯の光度を減じ、又はその照射方向を下向きとすること。
四 トロリーバス 前照灯の光度を減じ、又はその照射方向を下向きとすること。
(合図の時期及び方法)⇒道路交通法施行令第20条 より引用
この法律を要約すると、スモール(車幅灯)を点けずにフォグランプのみ点灯は違反になります。
対向車がある場合、ロービームの代わりに霧灯はOKでハイビームの代わりにはNGとなっています。
え~、それ違反でいいでしょう?
と言いたい所なんですけど、これが法律的には曖昧なんですよね~。
ロービームと霧灯では照らす位置が違うのだから、NGにすべきだと個人的に思います。
そろそろ時代に合わせて変えていくべき時ではないのでしょうか?
フォグランプの正しい使用方法動画があったので参考までに載せておきます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると、
- 対向車に対してはパッシングかホーンで相手に眩しいことを伝える
- 後続車で眩しい時はルームミラーを倒すか、コンビニなのにエスケープする
- ヘッドライトを点けずフォグランプと車幅灯同時点灯は法的にはOK
- 車幅灯を点けずにフォグランプだけ点けると違法
- フォグランプは黄色くないと意味が無い
- 最近の車にフォグランプはファッションランプになっていて機能性はほぼ無い
- 眩しいフォグランプは、HIDに交換しているか光軸が合っていない
対策に関してはごく一般的な内容で、誰にでも出来ることだけを書きました。
いつの間にか、ファッションアイテムへと変化してしまったフォグランプ。
軽やミニバンやコンパクトカーからスポーツカー、ありとあらゆる車が純正でフォグランプを採用しています。
純正では暗いからと、フォグランプを明るくカスタムするのが流行ってしまい、街中に眩しい車が溢れかえっています。
白い光で車の前部下を照らした所で、運転中は何もメリットは無いのに。
だって運転中は前方を見るから、いくらフロントバンパー下が明るくても関係ないんです。
なぜ、このような車造りをしているのか日々疑問に思います。
本当に必要な機能を充実させて余計な機能を省けば、こんな事をする人も減る時代になると思っているのは私だけでしょうか?
ちなみに私はフォグランプレス派です( ̄▽ ̄)
あんなものはいらん!
⇒トンネル内 車のヘッドライト無灯火は法律違反?!真相に迫ります!
この記事がお役に立てると幸いです(^^♪