
- ワイパーゴムの交換方法が知りたい
- ワイパーブレードの交換方法が知りたい
- ワイパーゴムの種類が知りたい
- ワイパーゴムの交換サイクルは?
この記事では、このような悩みを解決します。

私はエクセルで管理して、定期的に交換しています。
車のメンテナンスに、ワイパーのゴム交換やブレード交換というものがあります。
交換しないと雨の日にフロントガラスについた雨粒がキチンと拭き切れなくて、視界が悪くなったりビビり音が発生したりします。
あなたはワイパーのゴムやブレード交換をどうされてますか?
実はワイパーゴムやブレードは、自分で交換すると節約にもつながるんです!
なぜならお店に頼めば工賃が掛かりますので、自分でやることで工賃分を浮かせられるからです。
ワイパーにはワイパーブレードという骨組みと、それに差し込むゴムがあります。
この記事では、それぞれの交換方法をお伝えします。
本記事の内容
- ワイパーゴムの交換方法
- ワイパーアームの交換
- ワイパーゴムの種類
- ワイパーゴムの交換時期
私は副業で中古車販売をしていますので、仕入れた車のワイパーは必ずチェックして悪くなっている物は交換してから販売しています。
ちょっとしたことですが、こういうことを知っておくとお安く交換出来ますよ♪
記事の信頼性
- 中古車販売をしている
- 何台も実際に交換している
この記事を読み終えると、自分でワイパーゴムやブレードを交換出来るようになり、工賃の節約と愛車への愛情が増しますよ!
それでは早速、ワイパーゴムの交換手順から見ていきましょう。
ワイパーゴムの交換方法
作業難易度
作業時間:約5~10分程度
【 準備する物 】
- 新しいワイパーゴム
- ウエス
ゴムの種類は後で説明しますので、ここでは交換の手順だけご説明します。
と言っても、とても簡単ですのでぜひやってみて下さいね♪
手順は以下の通りです。
- ワイパーを立てる
- ガラスにウエスを置く
- 古いゴムをブレードから外す
- 新しいゴムをブレードに差し込む
- ウエスを取ってワイパーを寝かせる
手順はゴムもブレードもほぼ同じで、ゴムを替えるかブレードを替えるかの違いだけです。
作業前に窓ガラスをキレイに清掃し、撥水剤などのコーティングをしておくとより効果的でしょう。
それでは詳しく見ていきましょう。
1、ワイパーを立てる
ワイパーアームを手で起こします。
この時ワイパーが倒れないように注意して下さい。
2、ガラスにウエスを置く
なぜウエスを置くのかというと、作業中誤って立てているアームに触れてしまいワイパーが倒れてガラスを割ってしまうのを防ぐためです。
ガラスに傷が付かないように、ワイパーの根元付近に折りたたんで厚みを持たせたウエスを置きます。
3、古いゴムをブレードから外す
通常は画像のようにワイパーゴムの溝があって、そこにブレードの爪が刺さって外れないようにロックされています。
これが無いと、ワイパーが動いた時に外側に働く遠心力でゴムが外れてしまうからです。
これは片側にしかない溝ですので、溝のある方から引っ張ってやるとロックが外れてワイパーゴムが外せます。
画像のように溝のある方から⇒の方向に引っぱるだけで簡単に外れます。
外した後は、画像に見えている金属のレールを2本外して新しいワイパーゴムへ移植します。
このように、2本のレールでワイパーゴムを固定しているんですね。
そしてこのレールには切り欠きがついていますので、切り欠きが外側になるようにセットします。
そうするとゴムの切り欠きと重なります。
これを運転席と助手席の2つ行います。(リアワイパーも基本的に同じです)
4、新しいゴムをブレードに差し込む
先程の逆の手順で、新しいワイパーゴムを差し込んでいきましょう。
金属のレールをブレードの爪に順番に差し込んでいくとセット出来ます。
最後にロック穴にブレードの爪を差す時は、少し強めに引っ張ってやるとスコンと入ります。
差し込む方向は、基本的にはロック側が下になるようにします。
5、ウエスを取ってワイパーを寝かせる
置いていたウエスを取って、ワイパーを寝かせれば完成です!
ガラスの破損につながりますので、この時ワイパーは手で持ってゆっくり戻すようにして下さいね。

以上で作業終了です、お疲れさまでした。
では次に、ワイパーブレードごと交換する方法を説明します。
ワイパーブレードの交換方法
作業難易度
作業時間:約5分程度
【 準備する物 】
- ワイパーブレード
- ウエス
手順は以下の通りです。
- ワイパーを立てる
- ガラスにウエスを置く
- 古いブレードを外す
- 新しいブレードに差し込む
- ウエスを取ってワイパーを寝かせる
先程のゴムの交換手順とほぼ同じなので、要所だけ説明しますね。
3.古いブレードを外す
ワイパーアームを立てて、ワイパーブレードを画像のように傾けます。
そしてワイパーアームに付いている爪を押しながら引くと、簡単にブレードが外せます。
爪を押しながら、画像の方向へブレードを引きます。
はい、外れました。
この時無理に引っ張ってケガをしないようにして下さい。
4.新しいブレードを差し込む
さっきと逆の手順で新しいブレードを差し込みます。
画像の方向へブレードを引くと、カチっと音がしてセットされます。
あとはワイパーを寝かせて完了です。

値段は高くなりますが、ブレードごと変える方がはるかに簡単です。
ワイパーゴムの種類
交換手順が分かったところで、ワイパーゴムとブレードの種類を簡単に説明しておきます。
ワイパーゴムには大きく分けて3種類存在します。
- ノーマルタイプ
- グラファイトタイプ
- 撥水(シリコン)タイプ
これは、ノーマル < グラファイト < 撥水 の順に価格が高くなります。
メーカーは有名なところでPIAAやBOSCHやNWBなどがありますが、特に性能差は感じられないのでこれは好みで良いでしょう。
それぞれ車種による適合番号が違いますので、間違えないよう注意して下さい。
運転席用は何番、助手席用は何番、リアが何番というように番号で選ぶようになっています。
お店に設置してある適合表を見て選んで下さい。
金額的にはゴムだけであれば片側で数百円程度、ブレードまで換えると片側で1,000円~2,000円程度で購入が可能です。( 車種により金額は異なります )

ちなみに私は、PIAAのシリコートという撥水タイプを愛用しています。
では、それぞれ簡単に説明しますね。
ノーマルタイプ
新車時についているのはノーマル( スタンダード )タイプです。
フロントガラスにコーティングなどしないで、その使い勝手に慣れているという方はノーマルタイプを選びましょう。
とにかく安いので、安く済ませたい!という方もノーマルで良いでしょう。
安いですが、普通に使えるので安心して下さい。
ただ他の2つに比べると、ビビり音が出やすいというデメリットがあります。
グラファイトタイプ
フロントガラスに撥水剤などでコーティングしている方は、グラファイトタイプを選びましょう。
ワイパーゴム自体にグラファイトという粒子をコーティングしてあります。
撥水剤によってフロントガラスの水の量が減っていても、ワイパーのビビりが出にくいように設計されています。
このグラファイトタイプはビビり音が出にくいのが特徴です♪
フロントガラスに何もコーティングしていない車にも使用出来ますので、オールマイティーに使えます。
価格も手ごろなので、ノーマルの代替としても良いでしょう。
最近ではこのグラファイトが標準の位置付けになってきていますね。
撥水タイプ
撥水タイプはその名の通り、ワイパーを動かすだけでフロントガラスの撥水コーティング出来るという商品です。
撥水剤を塗り込むのが面倒な方や、私のように撥水剤を塗り込んだ上で更に撥水ワイパーでW効果を狙う方に向いています。
他と比べて価格は高いですがその分撥水という付加価値が付いているので、とにかく雨の日に気持ちよく乗りたい方は撥水タイプを選ぶと良いでしょう。
特にこだわりがなければグラファイトタイプ、撥水を期待したい方は撥水タイプがおススメです。
交換サイクルはどれくらい?
交換サイクルはお車の使用方法にもよりますが、おおよそ半年~1年くらいです。
直射日光などで劣化しますので、最長でも1年だとお考え下さい。
目安としてはゴムに切れがあったり、ワイパー作動時のビビりなどが発生するようなら替え時のサインですね。

ワイパーの拭き残しが出始めた時も交換のサインです。
ブレードに関しては約2年に1度と言われていますが、特に錆などが出ていなければもっと使えます。
お店で頼むと工賃はいくら?
オートバックス:ブレード交換200円、ゴム交換300円
ガソリンスタンド:ほとんどの店舗で工賃無料(ただし、部品はほぼ定価)
ディーラー:メーカーでさまざまですが2,000円~4,000円
どこで頼んでも(スタンドを除く)それなりに掛かりますので、ぜひ今回の手順を覚えて工賃を浮かせましょう!
古いワイパーゴム・ブレードの処分
交換すると古いゴムやブレードが出ますが、これはそのままゴミに出す訳にはいきません。
オートバックスなどでは店舗入り口に専用の回収BOXが置いてあります。
量販店だと、ほとんどのお店で同様に回収してくれます。
家庭で出す場合は、ゴムと金属を分けてゴムは不燃物として、金属は不燃物金属類として出せるでしょう。
詳しくは、自治体のゴミの出し方ガイドなどを参考にされて下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると、
- ワイパーゴムの交換は約5~10分程度
- 【 ワイパーゴムの交換手順 】
- ①ワイパーを立てる
- ②ガラスにウエスを置く
- ③古いブレードを外す
- ④新しいブレードに差し込む
- ⑤ウエスを取ってワイパーを寝かせる
- ワイパーアームの交換は約5分
- 手順はほぼ同じで、ワンタッチで交換可能
やったことない方でも、驚くほど簡単に交換出来るのがワイパーのゴム・ブレード交換です。
古いものを外して、新しい物をセットするだけ。
特にブレード交換はワンタッチで終わりますので、今までお店に頼んでいたのは何だったんだろうと思ってしまいます(^^;
古いゴムやブレードも処分方法がありますので、くれぐれも燃えるゴミに混ぜて捨てないようにしましょう。
ぜひ、ご自分でやってみて下さいね!
この記事がお役に立てば幸いです♪