
困ったわ~。


どこを見たら良いのか分からなくて、、。
よし、じゃあタイヤサイズの見方を教えてあげるよ!

はるかちゃんと同じように、タイヤのサイズの見方がイマイチよく分からないという方も多いのではないでしょうか?
ということで、今回テーマは『タイヤのサイズの見方』になります。
サイズ表記が数字と英語ばかりで意味が分からない
タイヤって向きとかあるの?
他にはどんな情報があるの?
この記事ではタイヤのサイドウォール(側面)に刻印されている情報を、初心者の方向けにやさしく解説していきます。
タイヤのサイズというのは、実はすごく分かりやすく簡潔に刻印されています。
このサイドウォールには実にさまざまな情報がありますので、その見方や意味を覚えていきましょう!
一度見方が分かってしまえば、もうこれからのタイヤ交換の時に迷わなくて良くなりますよ!
それに、タイヤサイズに関して人から聞かれた時にスラスラと答えていたら、ちょっとカッコいいかも?!
では早速、タイヤサイズの見方から解説していきます。
タイヤのサイズの見方
タイヤのサイドウォールを見ると、大きな赤い囲みのように英数字が刻印されています。
265/35 R 18 93 W
① ② ③ ④ ⑤ ⑥
販売店などで話をする時は「265、35、18、93W」と表現すると伝わります。
まぁ、実際には「にーろくご、さんごー、じゅうはち」と略して話すことが多いですね。
数値やローマ字の意味は次の通りです。
①タイヤの幅の呼称(mm)
②偏平率(%)
③ラジアル構造
④インチ数
⑤ロードインデックス(LI)
⑥速度記号
では順番に見ていきましょう。
タイヤの幅の呼称(mm)
タイヤの断面幅とは、タイヤの総幅からタイヤ側面の文字や模様などを差し引いた幅という意味です。
タイヤ幅と言えば、この断面幅のことを指します。
偏平率
偏平率とは、タイヤの幅に対する高さの比率を表す数値でパーセント又はシリーズで表します。
偏平率=断面高さ÷断面幅×100
ひと昔前までは、偏平率82~70%でしたが、最近では20~30%といった超低偏平率のタイヤも出てきました。
偏平率が低くなるとタイヤの厚みが薄くなるため、タイヤのたわみが減り走行性能は向上しますが、反面乗り心地は悪くなります。
逆に高偏平率だと、タイヤの厚みが増しますので乗り心地は良くなりますが、タイヤのたわみが増える分、走行性能は落ちてしまいます。
ラジアル構造
通常はRというラジアルタイヤである記号になりますが、まれにZRなど速度カテゴリー表記になっているタイヤもあります。
ラジアル構造とは、カーカスと呼ばれる骨格部分がタイヤの中心から放射状に配置されていて、それをベルトで締め付けているタイヤの構造のことです。
他にもバイアス構造というものもありますが、現在ではほとんどのタイヤがラジアル構造になります。
インチ数
インチ数は、ホイールのリム径をインチサイズで表したものです。
1インチ=2.54㎝=25.4㎜
Q:18インチホイールのリム径は?
A:25.4㎜×18=457.2㎜
となります。
ロードインデックス
この数値は、タイヤ1本で支えることのできる最大負荷能力を示す指数のことです。
指数ですので、この数値がそのままという訳ではありません。
ただ、このロードインデックスはタイヤ交換の際に必ず必要になる数値ですので、覚えておくと良いですよ!
詳しくはコチラをご覧ください。
速度記号
速度記号とは、そのタイヤで出せる最高速度を表す記号になります。
記号ごとに走行可能な最高速度(km/h)が決められています。
タイヤ構造 | 速度記号 | 速度カテゴリー | 最高速度(km/h) |
---|---|---|---|
ラジアル | L | 120 |
|
Q | 160 | ||
R | 170 | ||
S | SR | 180 | |
H | HR | 210 | |
V | 240 | ||
ZR | 240km/h超え | ||
W | 270 | ||
Y | 300 | ||
(Y) | 300km/h超 |
私のタイヤでみると、Wとなっていますので270km/hということになります。
あくまでも出せる限界速度であって、公道で出しても良い速度ではありませんのであしからず(;^_^A
公道は法定速度を守って走行しましょうね。


結構沢山の情報が入っているんですね~。
じゃあついでなんで、その他の情報の見方も話しておくね。


まだ他にもあるんですか?!
タイヤの製造年週
実は、サイドウォールにはタイヤの製造年週も刻印があるんです。
ここをみれば、そのタイヤがいつ製造されたものかが分かるようになっています。
この〇で囲まれている(X3716)という数値がそれなんです。
まず右側の16という数値は、西暦の下2桁を表しています。
16=2016年ということになります。
37という数値が製造週を表しています。
37週だと1か月が5週間だと計算すると、37÷5=おおよそ7ということで、7月くらいの製造だと分かります。
ですのでこのタイヤの製造年週は、2016年の37週目ということになります。
参考動画です。
回転方向マーク
タイヤの中には、回転方向が決まっているタイヤがあります。
主にスポーツ系のハイグリップタイプに多いのですが、⇒矢印マークがあります。
このようなタイヤの特徴として、矢印の向いている方向に転がるように車にセットしなくてはいけません。
それと、タイヤの溝が一定方向に向いています。
普通のタイヤと見比べてみました。
方向性のあるタイヤは、溝が一定方向に向いているのが分かると思います。
そして、なんとなくタイヤのパターンがカッコ良く見えませんか?
そういった面からも、ドレスアップ派の方達に人気があるのです。
ただし難点もあって、方向性が決まったタイヤは左右方向のローテーションが難しく、前後でローテーションするしかないんです。
左右でやろうとすると、そのままでは回転方向が逆になってしまうので、1度タイヤを外して組み替えなければならないのです。
このような特徴から、このタイヤはGT-Rみたいな前後同サイズのような車に向いています。

サイズ以外にもこんな情報があったのね~。
勉強になったわ!
また分からないことがあったら聞いてね!

まとめ
いかがだったでしょうか?
タイヤのサイドウォールには、実に沢山の情報が詰まっているのがお分かり頂けたでしょうか?
こういった基礎知識を知っているかどうかで、今後のカーライフは変わってくるものです。
正しい知識を身に付け、間違ったサイズのタイヤを買ってしまったりしないように気を付けましょう!
車を所有している以上、タイヤは必ず必要なアイテムです。
そんなタイヤに関してのちょっとした雑学ですが、参考になれば幸いです。
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