
- 中古車を買ったが、リサイクル券が入っていなかった
- 車検証入れを整理してたら、うっかりリサイクル券を破いてしまった
- 車を売却しようとしたら、リサイクル券が見当たらない
この記事では、このような悩みを解決します。

私は副業で中古車販売をしています。
中古車を購入する時に、今では当たり前に付いてくるようになったリサイクル券。
知ってました?
リサイクル券は2004年までは存在すらしなかったんですよ!
なぜなら自動車業界全体が、今のように環境問題に取り組んでいなかったからなんです。
今でこそエコカーなんて言葉は普通ですが、当時はまだガソリン車が主流でした。
そんな2005年から導入されたリサイクル券ですが、中古車として流通している内に紛失しているケースがあるのです。
実はリサイクル券は再発行は出来ないのです!
なぜならリサイクル券は、新車販売時にディーラーで発行されるもので陸運局などでも発行は出来ないからです。
しかしリサイクル券の代わりになる証明書なら、ご自宅で5分程度で簡単に発行することが出来ます。
本記事の内容
- リサイクル券がない時の対処法
- リサイクル券がないとどうなる?
リサイクル券とは別名リサイクル預詫金(よたくきん)とも呼ばれていて、2005年1月1日以降に新車登録された車や車検を受けた車に支払いを義務付けられている券のことです。
ちょっとしたことですが、こういうことを知っておくと知識の幅が広がりますよ♪
記事の信頼性
- 私は副業で中古車販売をしているので、リサイクル券をよく知っている
- 実際に何度か発券している
この記事を読み終えると、リサイクル券がない時の対処法が分かり車の売却時に困らなくなります。
では早速みていきましょう。
リサイクル券がない時の対処法!
先程もお話しましたが、再発行と言っても全く同じものを出すのではありません。
あくまでもリサイクル券の代わりの証明書です。

リサイクル貯詫金の証明書という位置づけですね。
慣れてしまえばものの5分程度の作業です。
初めてでも10分と掛からないでしょう。
では手順をご紹介しますね。
リサイクル券の代わりの証明書の再発行の手順
リサイクル券の代わりになる書類の発行の手順は以下の通りです。
- 自動車リサイクルセンターにアクセス
- 車検証を見ながら必要事項を入力
- プリンターで印刷する
はい、たったのこれだけです♪
準備するものはコチラ↓
【 準備するもの 】
- パソコン
- プリンター
- 車検証
※再発行ではなくリサイクル券の貯詫状況を調べる場合は、リサイクル券をご用意して下さい。
1.自動車リサイクルセンターにアクセス
自動車リサイクルシステムというサイトにアクセスします。
(ご利用可能時間帯 7:00~24:00)
そうすると、次のような画面が出てきます。
画面中央にある「リサイクル料金検索」をクリックします。
すると画面が切り替わり、データ入力画面になります。
2.車検証を見ながら必要事項を入力
お手元に車検証を置いて下さい。
それを見ながら必要なデータを入力します。
入力する手順は左上から順番に入力していきます。
- 車両区分は登録自動車(普通自動車)か軽自動車を選択
- 車体番号はほとんどの場合が英数字のみですので上の段を使用します。車体番号全桁か下4桁の数値を入力
- 登録番号/車両番号の入力(ナンバープレート)・支局名(選択式)・分類番号(数値入力)・かな(選択式)・一連指定番号(数値入力)を順番に入力
- 右下の「検索」ボタンを押す
車検証でいうと、左上の囲みデータを入力する感じです。
リサイクル番号が分かっていれば、リサイクル番号も入力します。
「検索」ボタンを押すと次の画面に移動します。
ここで貯詫済みか、該当車両なしかのどちらかが表示されます。
貯詫済みの場合は、この画面でリサイクル番号も確認出来ます。
右下の「料金表示ボタン」で次の画面へ進みましょう。
該当なしの場合、普通自動車と軽自動車の区分を間違えている可能性がありますので、戻って確認してみましょう。
3.プリンターで印刷する
正しく入力が終わると、いよいよプリンターで印刷することで証明書が発行されます。
「料金確認ボタン」で、このような自動車リサイクル料金の貯詫状況という用紙が出てきます。
ただ預託金額を確認したいだけなら、印刷はしなくても大丈夫です。
この用紙がリサイクル券の代わりに証明書として使えて、リサイクル料金の金額も確認できます。
(繰り返しになりますが、紛失前と全く同じ書類は再発行はできません)
印刷は用紙の上で「右クリック」すると「印刷」の項目が出てきますので、印刷して下さい。
以上、約5分で再発券終了となります。
リサイクル券がないとどうなるの?
リサイクル券がなくても、車検や買い替え時も特に影響はありませんので安心して下さい。
もしお店から求められれば、先ほどご紹介した手順で印刷すればOKです♪
しかし買取店でも同じ手順で発行出来ますので心配はいりません。

つまりそれほど気にする書類ではないということですね。
リサイクル料金の預託状況が、データとして残っていれば問題ない訳です。
ただ紛失した場合は再発行して車検証入れにいれておくと、いざ売買する時に安心です。
リサイクル料金を詳しく知りたい方は、コチラの記事も合わせてチェックしてみて下さい。
POINT
10年超えるような車の買い取りや下取りの場合、リサイクル料金は把握しておいた方が価格交渉の際に有利になります。
例え車の査定額が0円だったとしても、リサイクル料金は別ですので最低限リサイクル料金分の金額はもらえるはずなのです。
ここをうやむやにする業者も多いので注意が必要です!
※ただし、廃車又は解体される場合はリサイクル料金は帰ってきません。

「リサイクル料は別ですよね?」と聞いてみると良いです。
例)査定額0円、リサイクル料金9,200円だった場合。
査定額0円+リサイクル料金9,200円=買い取り金額は9,200円となります。
それを「いや査定額は0円ですね、逆に廃車費用が掛かります」なんて業者でしたらお断りしましょう。
カーネクストでしたらそんな心配は無用です!
廃車・事故車・故障車・不動車など、ありとあらゆる車の買い取りに特化した全国規模の買取店です。

私もカーネクストと提携しています。
何度もカーネクストで車を落札して、お客様のお宅に引き取りに伺っています。
もちろんリサイクル料金もしっかりお支払いしていますので、安心して買い取り依頼が出来ますよ(^^♪
まとめ
いかがでしたか?
まとめると、
- リサイクル券は再発券は出来ない
- リサイクル券の代わりになる証明書は発券出来る
- 証明書の発行は約5分で出来る
- 用意するものは①パソコン②プリンター③車検証
- 手順は自動車リサイクルシステムに必要データを打ち込んで印刷するだけ
- 査定0円でもリサイクル料金はもらえる(廃車又は解体車は除く)
どうでしょうか?
約5分程度で印刷できたかと思います。
普段使う事もなく見る機会もほとんどない書類ですが、あるはずのものが無いと何かと不安になるものです。
やり方さえ覚えてしまえばとても簡単に発行できますので、ぜひ1度やってみて下さい。
車の業者の中には相手が素人だと分かると、リサイクル料金を買い取り金額の中に入れて計算し、販売する時はちゃっかり別にリサイクル料金を請求するという手口で利益を得ようとするお店もあります。
いつでもリサイクル料金の金額が分かるようにしておくだけでも、こういった業者との交渉時に役に立つので、ぜひ活用されて下さい。