ウォッシャー液が出ない時の対処法!原因と修理方法を網羅します!

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前日の雨などで車のフロントガラスが汚れていたら、ウォッシャーを使ってキレイにすると思います。

時間がある時は窓をウエスなどで拭いたりしますが、私を含め何かと時間が無い現代人はその数分が勿体なくてレバー1つで解決しようとします。

これ便利ですよね~。

 

ところが長年車に乗っていると、ある日突然ウォッシャー液が出ないことがあるんです!

 

私の愛車R33GT-Rも、つい先日出なくなってしまいました(;^_^A

H8年式ですから、かれこれ23年!

そりゃ~壊れても不思議ではない年数ですからね。

いや、よくぞここまで持ったなと褒めてあげたいくらいです。

副業で中古車販売しているので、この手のトラブルはよく遭遇します。

 

そこで今回は、ウォッシャー液が出ない原因と対処法について書いてみたいと思います。

 

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ウォッシャー液が出ない原因と対処法

まずは、そもそもどんな仕組みでウォッシャー液が出るのかを説明しますね。

どんな車にも、このようなウォッシャータンクがエンジンルームのどこかにあると思います。

ここにウォッシャー液が入っていて、運転席でレバーを手前に引くとタンク下のポンプが作動し、ゴムホースを通ってウォッシャーノズルから窓に向かって出てくるという仕組みです。

レバーを離すとちゃんと止まるのは、ノズルの裏にあるチェックバルブという部品があるからです。

チェックバルブの中には弁とスプリングが入っていて、スイッチオフで止水するように出来ています。

 

実に単純な仕組みです。

 

つまりこの中のどこかに不具合が発生すると、ウォッシャーが出なくなる訳ですね。

大きく分けて次の原因が考えられます。

  1. ノズルの詰まり
  2. ウォッシャー液が入っていない
  3. ゴムホースの破損や詰まり
  4. ウォッシャーポンプの故障
  5. ヒューズ切れ
  6. チェックバルブの故障

では順番に見ていきましょう。

 

ノズルの詰まり

まずはここを疑ってみましょう。

ワックスのカスなどが詰まると、例えタンクに液が入っていたとしても出なくなります。

このような場合は裁縫の針を1本用意して、ノズルの穴を突いてみましょう。

何度か差していると詰まりが解消されます。

100均などで買えるので、すぐに調達できると思います。

針を刺して止まる所まで入れます。

 

詰まっていた場合は、最初に針が入っていかないと思います。

根気よくつついて詰まりを取りましょう。

 

POINT

爪楊枝つまようじなどでは太すぎて先端が折れて詰まってしまう恐れがありますので、裁縫針か安全ピンなどを使いましょう。

 

ウォッシャー液が入っていない

もうこれは、いつの間にか減っていて空っぽになっているケースですね。

これはすぐに補充しましょう。

ウォッシャー液の手持ちが無ければ、とりあえず水道水でも大丈夫です。

ただし、水道水にはカルシウムが入っていて白く痕が残りやすいのと、冬場は凍りやすいので出来ればウォッシャー液を用意しましょう。

 

ウォッシャー液にも色んなタイプがありますので、環境に合わせてチョイスして下さいね。

 

コチラは-60℃とほぼ凍らないタイプなのに安いです。

寒冷地の方向けですね。


ただし凍った窓ガラスに使う場合は、別にスプレーボトルなどに入れて車に積んでおいた方が良いでしょう。
ウォッシャー程度の噴出量ではさすがに溶かすまで時間が掛かりますので、スプレーで窓全体に吹きかけるのが早く溶けます。

 

こちらは超純水タイプで、痕が残りにくく更に撥水効果も期待できます。

それほど寒くない地域の方におススメです!


どちらの場合も、今入っているタンクのウォッシャー液を使い切るか、抜いてから入れるようにします。

ただし連続してウォッシャーポンプを動かすのは止めましょう。

それと、タンクが空の状態でポンプを回すのも壊れる原因になるのでNGです。

 

タンクは簡単に取り外すことが出来ますのでタンクを外して水を抜くか、灯油ポンプみたいなので抜くとポンプに負担を掛けないで水を抜くことができます。

 

そして、新しいウォッシャー液を入れる時はロート(じょうご)があった方が周りにこぼさずに入れやすいです。

 

ゴムホースの破損や詰まり

破損は目視で分かる場合もありますが、詰まりは分かりにくいです。

破損していれば、そこから漏れているはずなのでホースをディーラーや修理工場などで交換してもらいましょう。

これはメーカーによって工賃が違いますので最寄りの修理工場へお問合せ下さい。

どんなに高くても、1万円もしないと思います。

 

ちなみに純正のホースをディーラーで頼んで、自分で交換すると工賃の節約にもなります。

古いホースの先端に新しいホースをヒモなどで結び、反対側から引っ張っていけば新しいホースに交換することが出来ます。

 

ウォッシャーポンプの故障

私の車の場合、原因はコレでした。

タンクから水を送り出すポンプが動いていなかったんです。

これが新しいポンプです。

ポンプ本体とゴムパッキンのセットになります。

代金は2,190円(税抜き)でした。

部品はディーラーや修理工場で注文出来ますし、ネットでも購入出来ます。

 

これは2人いれば簡単にチェックすることができます。

1人がボンネットを少し開けて待機し、もう1人がレバーを操作します。

レバーを動かした時にウィーンというポンプの作動音がしていなければ、ポンプの故障か配線コネクターの通電不良のどちらかになります。

ポンプの作動音が聞こえたら、原因は他にあると考えられますので他を探しましょう。

このようにポンプの側にコネクターが見えます。

爪を押しながら抜くタイプのコネクターですので、無理に引っ張ったりすると破損の恐れがありますから、爪をしっかり押しながらゆっくり慎重に外します。

もし通電不良なら、接点復活剤をこの端子に吹きかけるだけで直る事もあります。

作動音がしなければ、ポンプ自体の故障になりますので新品に交換します。

交換方法については、私が修理しながら撮った写真と共に後ほどお届けします(^.^)

 

ヒューズ切れ

これは滅多にないパターンですが、可能性として確認してみる感じです。
ウォッシャーも電動である以上、必ずヒューズが存在します。

車の取り扱い説明書に載っているヒューズの配置図を見るか、ヒューズボックスのフタの裏にある配置図を見て、ウォッシャーのヒューズが切れていないか確認します。
切れていれば交換し、切れていなければ他の原因を探ります。

ちなみにコチラのヒューズセットを持っていれば、大抵のヒューズ切れに対応出来ますのでおススメですよ!

チェックバルブの故障

ウォッシャーノズルの裏にある、ノズルとゴムチューブの間にある部品であるウォッシャーバルブ。

ボンネット裏の〇印辺りにあります。

ポンプからの圧力が掛かった時のみ開放する仕組みで、ココが詰まったりあるいは劣化により故障するという場合があります。

原因は主にエンジンの熱によるもので、割れたり固着してしまったりします。
割れていればそこから漏れているので目視で分かりますし、詰まりはチェックバルブを外して針などでつついてみれば分かるでしょう。

消耗品ですので、あきらかに劣化しているようなら新品に交換してしまった方が安心です。

チェックバルブの交換は、自信がない場合は修理工場などにお願いしましょう。

工賃は数百円~1千円程度で出来ると思います。

 

 

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ウォッシャーポンプの修理方法をちょっと詳しく

手順は以下の通りです。

  1. タンクの固定ネジを外す
  2. ポンプのコネクターとゴムホースを外す
  3. タンクを取り出し水を捨てる
  4. 古いポンプとゴムパッキンを外す
  5. 新しいゴムパッキンとポンプを取り付ける
  6. ポンプを固定しコネクターを差してゴムホースを差す
  7. ウォッシャー液を入れる

※作業の前に、出来るだけタンクのウォッシャー液を減らしておいた方がやりやすいです。

ディーラーなどで頼んだ場合は、車種によってはバンパーの脱着工賃などが必要な場合がありますので、おおよそ3,000円~8,000円程度となります。

では順番に見ていきましょう。

用意するもの

工具はそれほど必要なく、割と簡単な部類の作業になります。

  • ラチェットレンチ
  • プラスドライバー
  • ようと(じょうご)
  • 空のペットボトル(ウォッシャー液を入れる場合は不要)

タンクの固定ネジを外す

まずはタンクを固定しているネジを外します。

私の車の場合は、2か所止まっているだけでした。

ラチェットレンチかプラスドライバーのどちらかやりやすい方で外します。

 

 

外したネジは失くさないようにしましょうね。

狭い場所での作業ですので、ネジの落下には注意です。

 

ポンプのコネクターとゴムホースを外す

コネクターは先ほどお話した通り、爪を押しながら外して下さい。

その横辺りにゴムホースがありますので少し回しながら外します。

(車種によってはリア用もありますので、その場合は両方外します)

この時、残っているウォッシャー液がポンプから少しこぼれますので素早くタンクを持ち上げます。

 

タンクを取り出し水を捨てる

タンクを取り外し、残っているウォッシャー液を捨てます。

古いポンプとゴムパッキンを外す

次に壊れている古いポンプを外します。

ご覧の通り、黒く変色していました。

ただ差し込んであるだけなので、簡単に外れます。

その後に黒いゴムパッキンも外します。

新しいゴムパッキンとポンプを取り付ける

今度は先ほどと逆で、ゴムパッキンから取り付けてからポンプを差し込みます。

ポンプの先端を矢印のくぼみの方へ先に入れておきます。

その状態で今度は下に押し込みます。

これでポンプの取り付けは出来ました。

車種によっては形状が違うと思いますので、よく観察してから作業しましょう。

 

ポンプを固定しコネクターを差してゴムホースを差す

ポンプの交換が終了したら、再びポンプを車体に固定します。

そして、コネクターとゴムホースを差し込みます。

ウォッシャー液を入れる

ようやく最後の工程です。

ようとなどを注ぎ口に置いて、入れていきます。

今回は手持ちのウォッシャー液が無かったのでとりあえず水を入れました。

後日入れ替える予定です。

ウォッシャー液だと色が付いてますので、どこまで入ったか分かりやすいです。

一応少し入れた時点でウォッシャー液が出るかテストしてから満タンまで入れましょう。

満タンに入れてから、もし出なかったら2度手間になりますからね(;^_^A

私の場合は最初右側しか出なくて、左側のノズルを針で清掃したら両方出るようになりました。

このように出ない理由には色んなパターンがありますので、1つずつ確認していきましょう。

 

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ウォッシャー液が出ないと何が困る?

このウォッシャー液ですが、出ないと非常に困ることになります。

ただフロントやリアのガラスの汚れが落とせないだけでは無いんです。

 

車検に通らなくなるのです!

 

えっ、たったそれだけで?!

はい、たったそれだけで通りません。

 

車検にはウォッシャーの点検項目があり、全てのノズルからウォッシャー液が出ているのか確認されます。

リアにもある場合は、もちろんリアも出ていないと車検NGとなります。

検査官によってはチェックされずパスしてしまうケースもあるようですが、わざわざ直さないで車検に出すのは賢い選択ではないですね。

 

通らない理由は、何らかの理由でガラスに汚れが付着した場合、それを取り除くはずのウォッシャーが出ないと視界の確保が難しくなり大変危険だということです。

 

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他にもウォッシャー液が出なくなるケースは?

これまでお話してきた理由以外で、ウォッシャー液が出なくなるケースは何があるでしょうか?

例えば、冬場であればウォッシャー液やノズルの凍結。

あるいは、暖かい地方から寒い地方への移動でウォッシャー液が凍ってしまうケース。

 

寒冷地になると、普通のウォッシャー液や水では凍ってしまいますので、その場合は寒冷地用のウォッシャー液に交換すると良いでしょう。

 

 

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まとめ

いかがだったでしょうか?

普段何気なく使っているウォッシャーですが、急に使えなくなると焦るものです。

 

車検にも通らなくなりますので、出なくなったら早急に原因を探って修理しましょう。

ご自分で直す自信がない方はお店に頼むしかありませんが、やってみると割と簡単な作業ですので1度チャレンジしてみるのもおススメします!

 

 

 

 

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