おせちの詰め方でおしゃれに見える盛り付け方をマスターすれば、新年を楽しく迎えられますよね!
おせち詰め方次第で、おしゃれにも残念にもなってしまうものです。
一の重・二の重・三の重に何を入れたらいいのかも気になるところです。
この記事で分かること
- おせちの詰め方でおしゃれに見える盛り付けは?
- おせちの詰め方で一の重は何を入れる?
- おせちの詰め方で二の重は何を入れる?
- おせちの詰め方で三の重は何を入れる?
この記事では、おせちの詰め方でおしゃれに見える盛り付け方と、一の重・二の重・三の重に何を入れるのかについて調査しました。
それでは早速見ていきましょう。
おせちの詰め方でおしゃれに見える盛り付けは?
おせちの詰め方でおしゃれに見える方法として、以下の5つの方法があります。
- 洋風の器を仕切りに使う
- 煮物に使う野菜や、かまぼこの飾り切り
- あしらいを効果的に使う
- ワンポイントでちょろぎ、唐辛子などの赤色を使う
- 竹筒やゆず釜などを器として使う
では一つずつ見ていきましょう。
①洋風の器を仕切りに使う
透明な器や丸い器など、まっすぐな仕切り以外に赤く四角いお重にあえて違う色や形の器を使うと今風の映えるおせちになります。
またガラス製のおちょこや、和菓子に使われる竹かごも活用できます。
六つ目かごというものがあります。
おちょこを使うとおしゃれに見えます。
②煮物に使う野菜や、かまぼこの飾り切り
地味に見えがちな煮物も、飾り切りで華やかに仕上げます。
他にはかまぼこなども、少し飾り切りで工夫をするだけでおしゃれに見えます。
①かまぼこの手綱切り
紅色のかまぼこを12mm程度の厚さに切り、りんごの皮をむくように白とピンクの境目に沿って半円の3分の1程度を残す長さまで切ります。
かまぼこを逆さにし、切り離したピンクの部分の中央に縦に切り込みを入れます。
ピンクの部分の端を持ち、ヘアアレンジの「くるりんぱ」の要領で内側から中央の切り込みに通して引き出します。
②かまぼこの日の出切り
日の出切りとはかまぼこの切り方のひとつで、かまぼこの外側を円形に切り取りその周りに遍なく切り込みを入れて、まるで太陽が昇るように見えるように仕上げることを言います。
太陽の形を表すため、細かいタケ模様を残すことが一般的です。
ただし日の出切りの方法は自由であり、自分の好みに合わせて自由にアレンジすることができます。
基本的には斜めに切り込みを入れ、包丁をギザギザに入れていきます。
③かまぼこの三つ編み切り
紅色のかまぼこの白とピンクの境目部分を端を少し残して切り込みます。
かまぼこを逆さにして、ピンク色の部分を縦に三分割します。
かまぼこを元に戻し、三本の細長いピンク部分を三つ編みにしていきます。
④孔雀切り
かまぼこの上の部分を手前に置き、かまぼこの下の部分を5mmほど残して等間隔に3mmほどの細かい切れ目を入れていきます。
切った部分を同じ方向に内側に織り込んでいきます。
他の切り方や紹介した切り方の詳細は、こちらの動画を参考にしてみてください。
③あしらいを効果的に使う
抗菌効果のある笹の葉や丈夫な葉らん(スズラン科の葉で笹に似ているお弁当の仕切りの「バラン」の由来)などは、料理の仕分けや下敷きとして使えます。
おせち料理にあしらいを使う方法は、以下の通りです。
- あしらいの下準備をする
あしらいに使う食材を用意しそれらを適切な大きさに切る
例えばニンジンや大根は棒状に切る、ブロッコリーは小房に分けるなど、見栄えの良い形状に整えます - 飾り皿に盛る
盛り付けるお皿にあしらいを並べます
飾り皿によってはあらかじめ芯材(例えば葱の芯など)を置き、その上にあしらいを盛る方法もあります - あしらいをまとめる
同じ種類のあしらいをまとめ美しく並べると効果的です
例えばニンジンや大根の棒状のあしらいを、一方向に向かって並べるなどです
同じ種類のあしらいをまとめることで、きれいなラインができ見栄えが良くなります。 - おせちにのせる
あしらいを盛り付けた飾り皿をお重やお皿の上にのせます
あしらいはおせちの他の料理と美しく調和し、食卓をより豪華で美しく見せてくれます
以上のようにおせち料理にあしらいを使う場合、まず下準備をし美しい形状に整えたあしらいを飾り皿に盛ってまとめ、おせちにのせるという手順が一般的です。
④ワンポイントでちょろぎ、唐辛子などの赤色を使う
赤は魔除けの色とされており、ちょろぎは植物を赤く酢漬けしたものでそのままでも食べられますし、黒豆の飾りなどにも使います。
ちょろぎは柿の産地である和歌山県有田市で特生産され、果皮が黄緑色で果肉は柔らかくて甘味があります。
また種が少なく、柔らかい食感が特徴です。
和歌山県の冬の風物詩として知られ、県内では「ちょろぎまつり」というイベントも開催されています。
南天の実も赤くポイントとして使えるほかに、「難を転ずる」という言葉から縁起がいいものとされています。
⑤竹筒やゆず釜などを器として使う
ゆず釜とはゆずの中身をくりぬいて作る器で、見た目もきれいで、なますなどを入れておくとゆず香りが移って香りがよくなります。
色も鮮やかな黄色で彩りが良くなりそうですね。
基本のおせちの詰め方
では、ここで基本のおせちの詰め方を見てみましょう。
一段に詰める料理の品数は、必ず3、5、7、9などの奇数にします。
偶数は割り切れる数のため「別れる」を連想させるためです。
また紅白かまぼこなど紅白に分かれた料理を詰めるときには、右紅左白(うこうさはく)という古くからのならわしにそって右側に紅色のかまぼこを置きましょう。
また日本では、左を「善」とする思想が古くからあるため、魚やエビの頭は左に向けます。
他に以下のポイントも踏まえていくと、きれいにおせちを詰められます。
- 形がしっかりしたものから詰める
- 奥から手前に詰める
- 料理を十分に冷ましてから詰める
- 仕切りで味・香りの移りを防ぐ
- 具材の高さを揃える(厚みがないものは重ねる)
- 同じ色が隣にならないように詰める
さらに、重箱を細かく分ける仕切りを活用すると、より簡単に詰めやすくなります。
おせちの詰め方で一の重は何を入れる?
一の重には、「祝い肴」と「口取り」を詰めます。
「祝い肴」はお屠蘇を楽しむための料理で、中身は地域によって異なります。
一般的に田作り(カタクチイワシの稚魚を甘辛く煮たもの)、黒豆、たたきごぼう(ごぼうを叩いた後切ってゆで、ごまだれなどであえたもの)、数の子を用いることが多いとされています。
「これとお雑煮さえあればお正月を迎えられる」と言われるほどに欠かせないおせち料理です。
品数が多く、華やかな見た目になります。
- 栗きんとん
- かまぼこ
- 伊達巻き
- 黒豆
- 数の子
- 田作り
- たたきごぼう
- きんぴらごぼう
「口取り」とは酒の肴となる料理をいいます。
一の重には前菜のような献立を詰めていきます。
おせちの詰め方で二の重は何を入れる?
二の重には、メインの料理となる「焼き物」と「酢の物」を詰めます。
「焼き物」は海老や鯛などの縁起のよい海の幸や、子どもにも喜ばれるローストビーフなどの肉料理を詰めます。
豪華なメインディッシュの重です。
- 鯛や鰤などの焼き魚
- カニや海老をゆでたもの
- 海老や穴子、ホタテなど海の幸の煮物
- ローストビーフやスモークチキンなどの肉料理
- 紅白なます、菊花かぶ、酢れんこん、酢だこ
地域によって詰めるものは変わってきます。
詳しくはコチラの記事をどうぞ。
⇒東北地方はおせちはいつ食べる?九州や北海道や関西との違いを解説!
それでは最後に三の重を見ていきましょう。
おせちの詰め方で三の重は何を入れる?
三の重には山の幸を多く用いた煮物や筑前煮を詰めます。
他の華やかな重とは異なりますが、煮物に使われる食材にはそれぞれ意味があります。
れんこんには穴が開いていることから先の見通しが良いという意味があり、里芋は掘り起こした時に親芋から子芋、孫芋とたくさん収穫できる様子から子孫繁栄を表すとされています。
- ごぼう
- こんにゃく
- 里芋
- クワイ
- れんこん
- にんじん
このようにおせちの中にはそれぞれ意味が込められているのです。
意味が分かって食べると、よりおせちを楽しめますよ!
まとめ:おせちの詰め方でおしゃれに見える盛り付けは?一の重・二の重・三の重に何を入れる?
まとめると、
- おせちのおしゃれに見える盛り付けは、飾り切りやあしらいを使う、赤を入れるなど
- 一の重には田作り、黒豆、数の子、たたきごぼうなどのおせちに欠かせない品を入れる
- 二の重にはメインディッシュの肉料理や魚、酢の物を入れる
- 三の重には煮物を入れる
日本の伝統料理であるおせち。
古くからある手間や工夫で見栄えをよくしたり、味や色の移りを防いだりすることが出来ます。
よく考えて作られたものであるからこそ、今も変わらず皆に愛されているのでしょう。
この記事がお役にたてば幸いです(^^♪
【参考】
⇒ジャパネットのおせち2024の早割はいつまで?注文方法と過去の口コミをご紹介
⇒おせちの箱はどうする?重箱の小物入れリメイクとおしゃれな使い方をご紹介