南米の国、ぺルー。
以前は多くの人がペルーから日本に来ていたこともあり、目にすることも多かったことで何となく親近感を持てる国ではないでしょうか?
私も学生のころはペルー人の友達が多くいて、彼らを通じてラテンの音楽やダンスを楽しんでいました。
しかしながら、ペルーの国がどんな国で、どんな料理があるのかは未知でした。
私は子供のころからアメリカに住んでいたのですが、周りにはメキシコ料理のお店は多いものの、ペルー料理となると、なかなか見つかりません。
日本に帰国してからは尚更目にすることは無く、とは言え探すこともありませんでした。
もしペルー料理店があっても何を頼んだらいいのか分からないだろうと思い、躊躇していたのかもしれません。
そんなある日、友人より「 友達がやっているペルー料理のお店がある 」と聞いた私は、「 是非! 」とお願いして連れて行ってもらいました。
それが、今回ご紹介する東京の「べポカ」です。
ペルー料理を東京の「べポカ」で食べる!
お店は東京の原宿駅が最寄りになり、徒歩約10分のところにあります。
また、明治神宮駅や外苑前駅からもほぼ同様の距離にあります。
【 店名 】べポカ
【 住所 】〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-17-6
【 電話 】03-6804-1377( 予約は午後6時~11時 )
※当日の予約や5名以上の予約は電話で行って下さい
【 予約フォーム 】https://www.bepocah.com/reservations/
予約は、日付と時間と人数を選択して、空席を確認してください。
【 駐車場 】なし
【 喫煙 】全席禁煙
【 営業時間 】
- 月曜~金曜:18時~23時( ラストオーダー22時 )
- 土曜日:午後17時~22時( ラストオーダー21時 )
- 日曜定休日
【 アクセス 】
- JR山手線「原宿駅」竹下通りから徒歩10分
- 千代田線「明治神宮前駅」エレベーター専用出口か徒歩8分
- 銀座線「外苑前駅」3番出口から徒歩9分
駅前の賑やかなエリアから少し離れたところにあるので、初めてであったら少し分かりづらいかもしれません。
原宿駅から竹下通りに出るには、コチラの記事を参考にされて下さい。
⇒原宿駅の出口から竹下通りへ出るには?迷わないためのルートを解説
しかしまるで、そこだけ日本じゃないような黄色い外観は目を引きますし、一瞬で外国に来たような錯覚に陥ります。

異国の雰囲気を味わえます!
東京の「べポカ」ってどんなお店?
べポカの店内に一歩踏み入れると、天井が高いエントランスからバーカウンターがある1階と高級感漂う2階のダイニングとに分かれます。
私は2階のバーカウンターに誘導されましたが、高級感にあふれる2階のダイニングも何か特別なイベント時には利用したいと思わせます。
1階も2階もちょっと大人な雰囲気で、あまり若い家族連れというのは見かけません。
正直、私も子供連れで来るには勇気がいるなと思ってしまいました。

コロナの影響で、営業時間は変更になる
可能性がありますのでご注意を!
それでは、東京の「べポカ」の料理についてお話ししますね。
東京の「べポカ」の魚介料理①
ペルー料理といっても、何を頼んだらいいか分からない私は、お店に連れてきてくれた友人に「 お任せ 」し、美味しい料理の数々を頼んでもらいました。
そこで一皿目にいただいた料理は、新鮮な魚介類を使った魚のマリネ料理「セビチェ」です。
この鮮魚のマリネ「セビチェ」は、スペインの新聞社により世界一の郷土料理に選ばれました。
べポカのセビチェは3皿のチョイスがあり、どれもそれぞれ海苔や醤油や昆布だしなど和の食材を上手に取り入れています。
「 日本で入手出来るペルー産の食材と、新鮮で高品質な日本の旬の食材で伝統かつ本格的な料理を考案する…。 」
とあるお店のコンセプトが分かる一品です。
鮮魚ときゅうりやみょうがを高く盛り、醤油ベースのソースを和えたそのお料理。
地中海料理のマリネと違って、油を使っていないからかさっぱりして食べやすく、美味しくいただけます。
そして何といっても見た目も美しく、次に来る料理へのワクワク感につながります。
東京の「べポカ」の魚介料理②
次に目の前に出されたのは「 プルボ・アル・オリーボ 」というタコの料理でした。
茹でたタコがスライスされて並んだ上に、たっぷりとかかった紫色のソースを見た私は思わず、「 紫芋? 」と思ってしまいました。
そんな綺麗な紫の色を出していたのが、ペルー産の紫オリーブです。
このオリーブはソースとしてだけでなく、ポテトチップスのような形に変身して、ソースの上のトッピングとしての役目も担っていました。
お味はというと、オリーブ好きにはたまらないオリーブの味がしっかり濃厚で美味です。
もちろん新鮮なタコにもベストマッチ。

普段は味わえない、
何とも不思議なお料理です。
東京の「べポカ」の野菜料理
「 これは絶対食べてほしい! 」と友人が絶賛していたのがこちらのポテト料理、「カウサ」です。
こちらが出てきた時に、真っ先に頭に浮かんだのがひな祭りのちらし寿司。
料理が出てくる前は、勝手にポテトサラダを想像していたのですが、それとは全く異なるじゃが芋の料理でした。
ライムととうがらしで風味づけたしたポテトを、マッシュしてチキンと野菜を詰めたものです。
しかし四角く型どったその見た目は、まるで高級ちらし寿司そのもの。
こちらもとても美味しく、とうがらしで風味付けしたとありますが、それほど辛くはありませんでした。
ちょっと路線を変えた、誕生日ケーキとして注文するのも有りかなと思ってしまいました。
東京の「べポカ」の肉料理
締めはやっぱり、お肉やご飯でお腹をしっかり満たしたいってことで頼んだのがこちら、「 アロス・コン・パト 」です。
コリアンダーで風味付けしたご飯の上に、鴨が贅沢にのった一品です。
コリアンダーというと、どうしても東南アジア料理のトッピングとして使われる香りが特徴的な香草を思い浮かべますよね?
しかし、ペルーでは煮物によく使われようで、あの独特な香りはしません。
こちらも食べやすく、鴨の肉も柔らかいです。
もう既にお腹は満ちていたのですが、ペロッと食べられました。

ペルー料理は、
一度食べるとクセになりますよ!
ペルー料理とはどんな料理?
ペルーは16世紀から始まったスペイン植民地時代をきっかけに、ヨーロッパだけでなくアジアなどからも多くの人が移民として定住するようになりました。
よってペルーは多民族の食の伝統や文化が残っています。
また、ペルーは砂漠の沿岸部、アンデス山脈がある高地、そしてアマゾン川流域の森林の三つの地形からなります。
そのため地域によって気候が異なり、様々な野菜や果物が収穫されますし魚介類も豊富です。
ペルーの人は多様な文化から、その手法や保存方法で「 使える! 」と思ったものをその地域のやり方に加えながら、豊富な食材で美味しい料理を生み出してきました。
そして2014年には「 世界で最も美食を楽しめる国 」( World’s Leading Culinary Destination )部門においてワールド・ドラベル・アワードの最優秀賞を獲得したのです。
そんな世界のシェフや美食家に絶賛されている、ペルー料理の本格的な味を楽しめるレストランがこの東京の「 べポカ 」です。

ペルー料理が食べられるお店なんて
貴重ですね。
まとめ
ミシュランガイドにも、2017年から5年連続選ばれた東京の「べポカ」。
お店に行く前に、「 おしゃれなお店だよ。 」と知り合いから教えられていましたが、来てみて納得でした。
その外観もそうですが、その内観やお料理やお酒、その全てが一級でおしゃれ!
スタッフの方達が持つ温かい雰囲気が、私達に気軽に食べに来られる感じを出してくれています。
もちろん、予約は必須なので、本当に来ることが出来てラッキーでした。
今や世界的に有名なシェフたちが絶賛していると言われているペルー料理ですが、東京の「べポカ」のお料理をいただくとそれはうなずけます。
多国籍の料理を上手にアレンジして、オリジナリティを出しているペルー料理を美味しいだけでなくおしゃれに提供してくれるべポカ。
今回はディナーに利用させてもらいましたが、ランチはもう少しリーズナブルなようで、次回はランチ時間にもお邪魔したいです。
未知だったペルー料理ですが、このお店を機にまだまだ追求していきたいです。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです(^^♪