
- R34GT-Rの2020年の中古車相場はどうなっている?
- R34GT-Rを購入するには、どれくらいの予算が必要?
- R34GT-Rのおすすめの価格帯は?
この記事ではこのような悩みを解決します。

私は副業で中古車販売をしていますので、中古車の相場が詳しく分かります。
さて、いよいよ2020年(令和2年)がスタートしますが、実はR34GT-Rの中古車相場が大変なことになっているんです!
なぜなら第2世代GT-Rの中で最も生産台数が少なく、映画ワイルドスピードの影響もあり海外でも人気が高いモデルだからです。
本記事の内容
- R34GT-Rの2020年の中古車相場
- R34GT-Rの中古車価格高騰の理由
- R34GT-Rのおすすめの価格帯
- R34GT-Rのレストア事情
2019年の年末からお客さんのR34GT-Rを探していましたが、中古車相場価格は下がるどころか逆にみるみる上がっていきました(;^_^A
ちょっとしたことですが、こういうことを事前に知っておくと車両を購入する時の目安になりますよ♪
記事の信頼性
- 私は副業で中古車販売をしていますので、日々業者オークションでGT-Rの価格の変動をチェックしています
この記事を読み終えると、R34GT-Rの2020年の中古車相場が分かりどのくらいの価格帯の個体を選べば良いのかが分かります。
まずはR34GT-Rの相場事情からみていきましょう。
R34GT-Rの2020年の中古車相場はどうなっている?
2020年現在、BNR34GT-Rの中古車相場はこのように変わっています。
- 年式でかなり金額差が出て来た
- 最安値でも総額700万円程度
- 走行距離10万km以下だと800万円オーバー
- 更に走行が少ないか、希少グレードだと1000万円オーバー
- V-spec2やNurスペックだと2,000万円近い価格帯に!
2019年に比べて、徐々に値上がりしていたのが更に高額に価格帯がシフトしています。
最低価格でも、新車価格の約500万円をはるかに超えてしまっています。
それでは詳しく見ていきましょう。
年式による価格差
BNR34GT-Rの製造年は1999年~2002年(H11年~H14年)です。
年式によって前期・後期に分かれます。
年式別の最低購入価格は以下の通りです。
- 1999年 H11年式(前期):600万円~
- 2000年 H12年式 ~10月まで(前期)10月以降(後期):700万円~
- 2001年 H13年式(後期):800万円~
- 2002年 H14年式(後期):900万円~
繰り返して言いますが、これは最低購入価格です。
ちなみに600万円でどのくらいの程度かと言いますと、修復歴ありの15万kmオーバーの喫煙車両みたいなのしかありません。

私なら絶対に手を出さないくらいの程度です。
最終型のH14年式が欲しい場合は、1,000万円以上の予算が必要になります。
このように価格は上がる一方ですが、程度は下がる一方だということは頭に入れて置いて下さいね。
だって初期型だともう21年落ちですよ!
不具合を抱えていない車両は、まず無いと思っていた方がいいでしょうね。
そんな中で私が知る限り、H14年式V-spec2 走行距離6千km 青の約1,900万円というのが、最近の最高値だと記憶しています。
もはや、走る家状態です(^^;
R34GT-Rの中古車価格高騰の理由
R34GT-Rの中古車価格高騰の理由は、なんと言ってもその希少性でしょう!
総生産台数が第2世代のGT-Rの中で、1番少ない11,344台しかありません。
そして2020年現在、日本に現存する台数はすでに7,000台を切っていると言われています。
ワイルドスピード2という映画の影響で、更に海外でも大人気になり今やスーパーカー扱いになっています。
そしてさらに、アメリカの輸入規制である25年ルールにそろそろ掛かってきます。
POINT
アメリカの25年ルールとは?
アメリカでは国内で販売されていない車種は、国内の排ガス規制試験や安全基準などを通していないので一般道で乗る事が出来ません。
しかし製造から25年が経過した車種に関しては「クラシックカー」として扱われるので、先ほどの試験を受ける必要がなく、輸入が可能になるのです。
これをアメリカの25年ルールと言います。
BNR34GT-Rは初期生産が1999年(H11年)ですから、25年というと2024年(令和6年)で4年後に25年目ということになります。
2020年の現在で今の価格ですが、4年後にどうなっているか気になりますよね?
あまり考えたくはないですが、アメリカのお金持ちがBNR34GT-Rを買いにやってくるでしょうし、業者も買い付けに来るでしょう。
そうなると今700万円~で買えていても、4年後には1,000万円超えている可能性も十分にあります。
私がオークション画面を眺めながら感じた事をまとめていますので、参考程度に捉えて下さいね。
ちなみにZ-tuneは、2016年香港で5,550万円で販売されていたとか(;^_^A
グレードによる違いは、やはりアンダーエアロ装着のV-spec以上が人気で高値で取引されています。
もうV-spec2やM-spec(内装豪華)はほとんど出てきません。
R32型やR33型とは別次元の価格で動いていて、安くても600万円近いプライスなので感覚がマヒしてきます。
R34GT-Rおすすめの価格帯
2020年現在のR34GT-Rでおすすめの価格帯は、程度が良い個体が多い800万円前後の価格帯です。
それでも走行距離は10万Km前後で、程度もまちまちです。
まさに価格と程度のバランスが1番狂っているのが、このBNR34GT-Rなのです!
800万円と言いますと、すでに新車時価格より300万円も高いです。
しかしご存知のように、BNR34GT-Rはリセールバリューが高く今後値下がりする事はほぼ無い訳で、どんなに高額で購入しても売却する時に逆に値上がりする可能性もあるのです!
この価格帯ですと走行距離も比較的少なく程度の良い個体が多く、安心して乗れるというのが一番の理由です。
そして今の内に買っておかないと、もうすぐ本当に手が届かない価格帯へシフトしてしまいます。
海外ではポルシェやランボルギーニやフェラーリより人気があり、街を走れば写真を撮られ、話しかけられ、グッドサインをされ、さしずめ芸能人にでもなったかのような熱い視線にさらされるそうです。
コチラが参考動画になります♪
ここまでの人気を見ると、いかに早く買わないとマズイ状況だということはお分かり頂けたかと思います。
では購入後に心配になってくる、レストア事情はどうなっているのでしょうか?
R34GT-Rのレストア事情
実は「NISMOヘリテージ」というプログラムが始動しています!
これは製造廃止になっていた純正部品を再販するという動きです。
詳しく知りたい方はコチラをどうぞ↓
2020年現在、純正部品がR32型に続きR34型の生廃部品が随時再販されてはいます。
しかし価格が3倍以上に上がっています。
特に水廻りのホース類などは急激に上がっています。
新しいと思っていたR34GT-Rでさえ、初期モデルだと21年経ってるんですよね、、、。
R34のウィークポイントは、フードレッジ(フロントタワーバーの付け根のパネル)が錆びでボロボロになる所です。
購入する際はボンネットを開けて必ず確認しましょう!
それと、トランクのストップランプ周りも錆やすいので注意が必要です。
その辺りを詳しく書いた記事もありますので合わせてどうぞ。
R32GT-Rに関する記事はコチラから
R33GT-Rに関する記事はコチラから
R’s Meetingに関する記事はコチラから
まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると、
- 2020年のBNR34GT-Rの中古車市場は高騰中!
- 4年後にはアメリカの25年ルールで更に高騰!
- おススメの価格帯は800万円前後
- 初期型だとすでに21年経過している!
- R34はリセールバリューに優れていて高額で売却できる可能性がある
- 買うなら今の内!もうすぐ買えない価格帯へシフトする
- ニスモヘリテージという製廃部品の再販プロジェクトが動いている
価格は上がる一方のR34GT-Rですが、今ならまだ1,000万円以下で買えるチャンスはあります!
第2世代の集大成となるR34GT-Rは、R33で鍛えたボディーを更に補強しボディー剛性は断トツに強いです!
先日、友人のR34を運転させてもらったのですが、ボディーがしっかりしていてものすごく安定していたのを覚えています。
しかし、そうは言っても21年選手。
価格が高いからと安心してはいけません!
これから先いつどこが壊れてもおかしくない年式なんです。
運よく購入できた場合は、まず現状を把握するために専門店で点検してもらい、どこからレストアしていくのかアドバイスをもらうことをお勧めします!
旧車というのは直しながら乗っていくものだと自覚しておかないと、思わぬ出費で早々に手放す事になりますよ(;^_^A