
- くわいってなんなの?
- くわいはどうしておせちに使われるの?
- くわいの由来ってなんだろう?
この記事では、このような悩みを解決します。

私も最近まで、
くわいを知りませんでした。
お正月には、おせちやお餅を食べる人が多いですよね。
おせちのおかずには、ひとつひとつ縁起の良い意味があり作られています。
くわいも、おせちに使われるのを知っていますか?
実は、くわいをおせちに使う意味は、くわいがめでたい食べものだからなんです!
なぜなら、くわいは実から芽が伸びているからです。
本記事の内容
- あくわいとは?おせちに使う意味って何だろう?
- くわいの由来とは?
おせちは食べることで縁起が良いことがあるので、しっかり意味を知ったうえで食べたいですよね。
もちろんくわいは味も美味しいので、お正月以外に食べるのもおススメです!
ちょっとしたことですが、こういうことを知っておくと知識の幅が広がりますよ♪
記事の信頼性
- くわいの生産量一位の広島県の情報
この記事を読み終えると、くわいをおせちに使う意味と由来が分かるようになります。
では早速みていきましょう。
くわいとは?おせちに使う意味って何だろう?
おせちにくわいを使う意味は、実から大きな芽が伸びている様子が「 芽出たい( めでたい )」とされてきたからです。
そのため、出世や向上の意味合いとして縁起が良いとされています。
またくわいの皮を剥くときに6角形か8角形に形を整えると、亀の甲羅を連想させ長寿の意味合いにもなります。
出世や向上、長寿はみなさんが嬉しい良い縁起なのでおせちに使われるんですよ!
そもそもくわいとは何かを、知らない人も多いのではないでしょうか?

少し説明しておきますね。
くわいの説明!実は3種類あります
くわいとは野菜の一種です。
水田のような泥の中で育ち、茎の先についた泥に埋まっている身と芽を食べます。
身は栄養をたくさん吸収しているので丸く膨らんでいます。
実はくわいには3種類あるんです。
- 青くわい
- 黒くわい
- 吹田くわい
この中で一般的におせちで使われるのは青くわいです。
青くわいは、皮が青みがかっていることが特徴です。
食べた時の食感はほくほくとしていています。
市場に出回る時期は11月から1月頃が多いです。
黒くわいは、皮が黒みがかっていることが特徴です。
食べた時の食感はシャキシャキとしているので、主に炒め物や揚げ物等の中華料理に使われます。
吹田くわいは、身が小さめで皮は青や赤紫色なのが特徴です。
食べた時の食感は柔らかい肉質です。
身が小さいので、素揚げにして食べると食べやすいです。
くわいは3種類ありますが、現在日本で作られているほとんどが青くわいになります。
なのでおせちに使うものも、青くわいになります。
くわいの由来とは?
くわいという名前の由来は「 鍬芋( くわいも ) 」から来ていると言われています。
諸説ありますが、くわいの特徴の芽の形が緩やかに弧を描いている様子が、鍬に似ているというのが有力説です。
また鍬に似た芽が芋のような実から伸びているので、昔は「 鍬芋 」と呼ばれていました。
長い年月が経つにつれて次第に、「 くわいも 」から「 も 」が外れて「 くわい 」になったと言われています。
ちなみにくわいを漢字でかくと「 慈姑 」と書くのですが、初見だと読めない人も多いと思います。
漢字の由来は、くわいは一つの根に沢山の身がなる様子を、子供を慈しみ哺乳する姑( 母 )にたとえられてつけられたと言われています。
もともと日本の野菜ではなく、中国から来ているのでこのような漢字が使われています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると、
- おせちにくわいを使う意味は、実から大きな芽が伸びている様子が「 芽出たい( めでたい )」とされてきたから
- くわいには青くわい、黒くわい、吹田くわいの3種類ある
- 青くわいは皮が青みがかっていて、日本で一番使われている
- 黒くわいは皮が黒く、主に中華料理で使われている
- 吹田くわいは身が小さいことが特徴で、皮が青や赤紫色である
- おせちのくわいの煮物は6角形や8角形に整えられることが多い
- くわいには出世、向上、長寿の意味があるとされている
- くわいの由来は鍬芋からきている
- くわいは漢字で慈姑と書く
普段使わない食材だからこそ、知らないことも多かったと思います。
意味を知った上でおせちに使うことで、より縁起の良いおせちが作れそうですね。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです(^^♪