- 体温計の電池の寿命が長いのはシチズン?
- 体温計の電池の寿命が長いのはテルモ?
この記事では、このような悩みを解決します。
電池寿命は、できるだけ長い方がいいですよね。
家庭では毎朝の検温、外出したらお店に入る前にも検温。
すっかり日常的になりましたね。
そんな現在の私たちの生活には欠かせない体温計。
いざという時に電池がなくなってしまったら困ります。
体温計の電池の寿命はどのくらいなのでしょうか。
そして体温計の電池は、乾電池ではなくボタン電池です。
ちょっと品番が分かりにくいですよね。
準備をするにも、体温計から取り出して電池の品番を見てから買いに行くという人もいるでしょう。
実は、体温計の電池の寿命は体温の測定方式によって決まります。
なぜなら、体温計の測り方には予測式と実測式があるからです。
本記事の内容
- 予測式と実測式の違いとは?
- 体温計の電池の寿命が長いのはシチズン?
- 体温計の電池の寿命が長いのはテルモ?
ちょっとしたことですが、こういうことを知っておくと知識の幅が広がりますよ♪
記事の信頼性
この記事を読み終えると、体温計の電池の寿命はどのくらいなのかが分かり、いざという時の為に準備しておくことができますよ。
では早速みていきましょう♪
体温計の実測式と予測式の違いとは?
各メーカーの体温計の電池寿命をご紹介する前に、先ずは実測式と予測式の違いだけご説明したいと思います。
なぜなら、測定方式が違うだけで電池寿命に大きな差があるからです。
< 実測式 >
- 測定している温度をそのまま表示している測り方
- 体温がもうそれ以上上がらないという温度【 平衡温 ( へいこうおん )】まで測るため脇で約10分、口中で約5分かかる
- 電池消費量が多め
< 予測式 >
- 測り始めからの温度変化などを元に、平衡温を分析して予測する測り方
- 短時間( 約15秒~30秒ほど )で測ることができる
- 電池消費量は少なめ
おそらく、普段は誰もが予測式で使用しているのではないでしょうか。
電池寿命を確認する時は、予測式の回数を重視して良いと言えますね。
体温計の電池の寿命が長いのはシチズン?
体温計の電池の寿命が長いのはシチズンなのか、代表的な製品の電池寿命を調べてみました。
予測式・実測式での各測定回数と、使用する電池の品番も調べましたので参考にしてくださいね。
★シチズン振動体温計( 予測・実測式 ) CTEB720VA
- 電池寿命 : 予測 約3,000回
- 実測 約1,500回
- 使用電池 : CR2025×1個
★シチズン振動体温計( 予測・実測式 ) CTEB718V
- 電池寿命 : 予測 約3,000回
- 実測 約1,500回
- 使用電池 : CR2025×1個
★シチズン電子体温計( 予測・実測式 ) CTE709
- 電池寿命 : 予測 約2,800回
- 実測 約900回
- 使用電池 : LR41×1個
★シチズン電子体温計 ( 予測・実測式 ) CTE509
- 電池寿命 : 予測 約2,700回
- 実測 約900回
- 使用電池 : LR41×1個
★シチズン電子体温計( 予測・実測式 ) CTE707
- 電池寿命 : 予測 約2,800回
- 実測 約900回
- 使用電池 : LR41×1個
★シチズン耳/額式体温計( 赤外線タイプ ) CTD711
- 電池寿命 : 約2,800回
- 使用電池 : CR2032×1個
※赤外線センサーで体温を測る非接触型の体温計。約1秒で測ることができる。
各製品の電池寿命は期間ではなく使用回数で表されていました。
例えば、1人1日2回使うとして、4人家族なら1日8回。
電池寿命が、約3,000回なら単純計算で375日間、約2,800回なら350日間です。
目安として、一つの電池で約1年使えるということですね。
体温計の電池の寿命が長いのはテルモ?
体温計の電池の寿命が長いのか、テルモの一般体温計も調べてみました。
★テルモ電子体温計 ( 予測式 [ 予測検温・実測検温兼用 ] ) C205
- 電池寿命 : 予測 約10,000回
- 実測 記載なし
- 使用電池 : LR41×2個( 交換不可 )
★テルモ電子体温計 ( 予測式 [ 予測検温・実測検温兼用 ] ) C207
- 電池寿命 : 予測 約10,000回
- 実測 約300回
- 使用電池 : LR41×2個( 交換不可 )
★テルモ電子体温計 ( 予測式 [ 予測検温・実測検温兼用 ] ) C230
※メーカー販売終了品
- 電池寿命 : 予測 約5,000回
- 実測 約1,700回
- 使用電池 : LR41×2個
★テルモ電子体温計 ( 予測式 [ 予測検温・実測検温兼用 ] ) C231
- 電池寿命 : 予測 約1,000回
- 実測 約300回
- 使用電池 : LR41×2個
★テルモ電子体温計 ( 予測式 [ 予測検温・実測検温兼用 ] ) C232
- 電池寿命 : 予測 約5,000回
- 実測 約300回
- 使用電池 : LR41×2個
★テルモ電子体温計 ( 予測式 [ 予測検温・実測検温兼用 ] ) P265
- 電池寿命 : 予測 約2,500回
- 実測 約800回
- 使用電池 : LR41×1個
★テルモ電子体温計 ( 予測式 [ 予測検温・実測検温兼用 ] ) P330
- 電池寿命 : 予測 1日2回約1.5年
- 実測 1日2回約10ヶ月
- 使用電池 : CR2032×1個
予測検温だけ見ると、電池の2個使用もあってか、シチズンよりテルモのほうが回数は多めですね。
中には、電池交換ができない「 使い切りタイプの体温計 」もあります。
( テルモ電子体温計 C205とC207 )
しかし、使用可能回数はダントツの約10,000回!
これは魅力的ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると、
- 体温計には実測式と予測式がある
- 実測式は、測定している温度をそのまま表示している測り方
- 予測式は、測り始めから平衡温を分析して予測する測り方
- シチズン体温計の電池寿命は、予測測定で約2,700回~3,000回
- テルモ体温計の電池寿命は、予測測定で約1,000回~10,000回
- 電池交換できない体温計もあるが、電池寿命は他のどの製品より長い
体温計はメーカーや製品によって性能も違うし、使う電池の数も違います。
そして、電池の寿命までの回数は目安でしかありません。
たとえ長持ちしそうな体温計の電池でも、予備の電池はいつも準備しておいた方が良さそうですね。
何事にも、いざという時の備えは大切です。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです(^^♪