
- タイミングベルトが壊れるとどうなる?
- タイミングベルトの交換費用は?
- タイミングベルトの交換時期は?
この記事では、このような悩みを解決します。

走行中にタイミングベルトが切れると、他の車を巻き込む事故の恐れもあるんです。
タイミングベルトが車にとって大事な部品であることは知っていても、具体的な役割は分からないということはないでしょうか。
- どんな部品なのか?
- 壊れるとどうなるのか?
- どれぐらいで変えれば良いのか?
- 交換費用はいくらなのか?
いろいろ分からない部分ありますよね。
実は、車検費用はタイミングベルトの交換をすると高くなります!
なぜなら、タイミングベルトの交換は交換工賃が高いからなんです。
しかし、もともとエンジンをバラす作業があったなら、ついでの作業なので工賃を安くすることも可能です。
本記事の内容
- タイミングベルトは切れたらどうなる?
- タイミングベルトの交換時期の目安
ちょっとしたことですが、こういうことを知っておくと知識の幅が広がりますよ♪
記事の信頼性
- チューリッヒ生命参照
この記事を読み終えると、タイミングベルトの仕組み・交換時期に詳しくなり安心して車に乗れるようになります!
では早速みていきましょう。
タイミングベルトは切れたらどうなる?
タイミングベルトとは、エンジンの点火やバルブの開閉などのタイミングをコントロールし、クランクシャフトとカムシャフトを回転させています。
このタイミングがずれるとエンジンが停止してしまったり、不完全燃焼を起こしてしまったりするため、タイミングベルトはとても重要な部品です。
最近では、静かで精度の高いローラーチェーンでできている「 タイミングチェーン 」も増えてきました。
タイミングチェーンは基本的に交換が必要ありません。
自分の車のエンジンにはタイミングベルトとタイミングチェーンどちらが使われているかチェックしておくと良いでしょう。
タイミングベルト自体のメンテナンスは出来ません。
エンジン内部にあり目視する事もできないのです。
車検でも、エンジンを降ろしてタイミングベルトを確認するようなことはありません。
ある時点で必ず寿命が訪れる消耗品なのです。
そして、問題なのは切れてから交換するのでは遅いということです。
タイミングベルトの交換費用の主な内訳はベルト本体の費用と工賃になります。
部品と工賃の目安ですが
【 普通車の場合 】
部品 3,000〜5,000円
工賃 60,000円〜
【 軽自動車の場合 】
部品 3,000〜5,000円
工賃 30,000円〜
あくまでも目安なので参考程度にして下さい。
タイミングベルトの部品代はそれほど高くありませんが、工賃が高くなってます。
なぜかというと、タイミングベルトはエンジン内にあるため交換に多くの部品を取りはずす必要があり、中にはエンジンを降ろさないと行けない車種もあります。
エンジンをバラし、部品を外したりする工賃が高くなるのです。
車種によってはラジエターや周辺部品の取り外しのみで作業できるので、ディーラーや整備工場とよく相談して下さい。
交換しないまま車を走らせていて、タイミングベルトが切れるとどうなるかと言うと、エンジンの回転が落ちて、すぐにエンジンストップします。
そして、エンジンが再始動することは100%ありえません。
その際は、むやみにアクセルを踏まず、それ以上エンジン内部にダメージを与えないようにしましょう。
走行中にエンストするとパワステが利かなくなります。
慌てずにすぐハザードランプをつけて、「 停車すること 」を後方車両に伝えましょう。
エンジンがストップしてもブレーキは効きます。
予兆として、エンジンから異音、エンジンの出力低下とういものがありますが、気がつくことはまれだと思います。
タイミングベルトが切れると、バルブやピストンなどが互いにぶつかり合い、その結果破損( バルブクラッシュ )することも考えられます。
その場合、タイミングベルト以外の部品も交換しなければならないため、修理に高額な費用が必要になることが多いです。
タイミングベルトが走行中に切れると、多くの場合エンジンにダメージを負います。
エンジンに深刻なダメージがあると、エンジン交換になります。
交換となると300,000~500,000円程度はかかると思います。
車種によってはもっと掛かるでしょう。
こうなると廃車が視野に入ってきますね。
さらに他の車も巻き込む事故になったら、賠償も含めた金額がいくらになるか考えただけでも恐ろしいですね。
タイミングベルトの交換時期の目安
タイミングベルトの交換時期は、メーカーや車種によっても異なりますが、目安としておおよそ走行距離10万キロ程度です。
タイミングベルトの状態は、走行状況やエンジンフード内温度や湿気などによって異なってきます。
タイミングベルトの交換のタイミングは、車検時に限られるわけではありません。
古い車に長期間乗っている場合、車検時などにディーラーや整備工場でどのタイミングで交換すれば良いか相談するといいと思います。
車種によってはタイミングベルトの警告灯が付いています。
この場合は、車検に通らない可能性があるので即交換です。
タイミングベルトの交換目安となる走行距離10万km前後は、使用年数10年前後になることが多いので、各部品も経年劣化が進んでいます。
タイミングベルトと同時に交換を勧められることがある部品を紹介します。
- ファンベルト
- タイミングベルトテンショナー
- タイミングベルトアイドラプーリー
- カムシャフトオイルシール
- クランクシャフトオイルシール
- ウォーターポンプ LLC( エンジンによる )
これらの部品にも劣化が進んでいる可能性があります。
ディーラー・整備工場などと相談して不安のある部品は交換したほうが良いでしょう。
壊れてから直すよりも、結果的に安く付きますし、不要な事故を防げます。
私もタイミングベルトを交換した時に、ついでにウォーターポンプやホース類を交換しました。
ついでに交換することで、工賃を節約出来ました。
もし、タイミングベルトが壊れて、レッカー車を呼ぶ場合ですが、お勧めは、自動車保険会社に電話することです。
多くの保険でレッカーの手配から特約でレッカー費用の保証までカバーしています。
全ての自動車保険に特約が付いているわけではないので、まずは保険会社に連絡し、確認してみてましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると、
- タイミングベルトとは、エンジンの点火やバルブの開閉などのタイミングをコントロールするとても重要な部品
- 最近では、「 タイミングチェーン 」も増えてきている
- タイミングチェーンは基本的に交換が必要ない
- タイミングベルト自体のメンテナンスはできない
- ある時点で必ず寿命が訪れる消耗品で切れてから交換するのでは遅い
- タイミングベルトの交換費用の目安は 35,000円から~65,000円ぐらい
- タイミングベルトが切れるとエンジンが再始動することはない
- 切れる予兆はあるが非常に見極めづらい
- タイミングベルトが切れると、エンジン内部が破損することもある
- タイミングベルトの交換時期は、おおよそ走行距離10万キロ程度
- 車検時などにディーラーや整備工場と、いつ交換すれば良いか相談するとよい
- 走行距離10万kmは、他部品も劣化が進んでいるので他部品の交換も検討したほうがよい
長く乗っている愛着ある車を大事にさらに乗り続けるために、タイミングベルトの交換時期になってないか、今一度走行距離と点検記録簿を確かめてください。
大事なことなのでもう一度いいますね、タイミングベルトの交換目安は走行距離10万kmですよ。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです(^^♪