トルクレンチの使い方を徹底解説!初心者が知るべきポイントとは?

この記事は約9分で読めます。
  • トルクレンチの使い方を知りたい
  • トルクレンチのトルクの合わせ方は?
  • トルクレンチの保管方法を知りたい

この記事では、このような悩みを解決します。

 

じろーパパ
じろーパパ

私は車の整備でトルクレンチを愛用しています。

 

車やバイクの整備をご自分でやっていると、どうしてもトルクレンチが必要になってきます。

 

ボルトやナットには指定トルクというものがあり、緩すぎても絞めすぎてもダメなんです。

 

ゆるみ過ぎは走行中外れる危険性がありますし、絞めすぎはボルトが折れてしまう可能性があるからです。

 

そこで指定されたトルクで、ボルトを締めるのに必要になってくるのがトルクレンチなんです。

 

実は、トルクレンチの使い方を覚えると、適正トルクできちんと締め付けすることが出来るようになるんです!

 

なぜなら、トルクレンチを使うと指定したトルクになるとカチッと音がして教えてくれるからです。

 

 

  本記事の内容

  • トルクレンチは使い方と注意点を知って正しく利用しよう
  • トルクレンチは保管方法を間違えると精度が狂います
  • トルクレンチの種類は大きく3つ

トルクレンチを使えるようになると、さらに整備が楽しくなってきます。

 

ちょっとしたことですが、こういうことを知っておくと知識の幅が広がりますよ♪

 

記事の信頼性

この記事を読み終えると、トルクレンチの使い方や保管方法が分かり、適正トルクでボルト・ナットを絞められるようになります。

 

では早速みていきましょう。

 

トルクレンチは使い方と注意点を知って正しく利用しよう

トルクレンチ最も一般的なトルクレンチの使い方を紹介しましょう。

 

握り方

まず、注意することは正しい力点( 通常はグリップの中央 )を持って使用することです。

 

大体のトルクレンチにはグリップに中指をかける位置がマーキングされています。

 

トルクは回転の中心軸から力をかける点( 力点 )と、かける力の大きさで決まってきます。

 

回転軸から力点までの距離が変わると正確なトルク測定はできません。

 

トルクレンチを使用する際は、正しい力点( 通常はグリップの中央 )に力をかけながら回していきます。

 

回す向き

締める( 回す )方向が決まっているトルクレンチは基本的に右回り( 時計回り )のみでの締め付けになっています。

 

ラチェット式になっている場合は、回転方向の切替レバーが付いています。

 

両回転対応と明記されているもの以外は右回転でしか使用できません。

 

レバーを右に倒したときが右回転になるので、使用前にレバーの位置をしっかり確認してください。

 

ソケットの取り付け

トルクレンチは単体では使用できないので、ソケットを取り付けて使用します。

 

締め付けるボルトなどのサイズに合わせてソケットを根元までしっかりと差し込んでください。

 

ディープソケット( 長さが長いソケット )は、持っておくと重宝しますので、各サイズ揃えて置くと良いです。

 

特に車のアルミホイールの取り付け時に、ソケットが長いと作業がしやすいです。

 

トルクの設定

本体のロックを解除します。

 

解除の位置はグリップの底面にあるもの、グリップの上部にあるものとメーカーにより違います。

 

※取扱説明を確認してください。

 

ロックを解除するとグリップが左右に回るようになります。

 

設定のメモリは主目盛と副目盛があり、右回転でアップ、左回転でダウンします。

 

まず、主目盛で二桁台の数値をあわせ、次に一桁台の数値を副目盛で合わせていきます。

 

トルク( 締め付け力 )の単位はN・m( ニュートンメートル )です。

 

具体的には、

  • 52N・mに合わせる場合:右回転で主目盛を50に合わせ、右回転で副目盛を2に合わせます。
  • 58 N・mに合わせる場合:右回転で主目盛を60に合わせ、左回転で副目盛を8に合わせます。

 

トルクを設定したらロックしトルク値が固定されたか( グリップが回らないか )確認してください。

 

締め付け

締め付けるボルト・ナットにソケットをつけたトルクレンチを奥まではめます。

 

グリップの中心( 表示ライン )に中指を合わせて、ゆっくりと締め付ける方向( 大抵は右方向 )にまわします。

 

設定トルク値に達すると、「 カチッ 」という音もしくは軽いショックが感じられます。

 

この時に回すのを止めてください。

 

「 カチッ 」と音がしたらそれ以上回してはいけません。

 

念の為にと、もう一度音が出るまで回すこともダメです。

 

トルクレンチは締め付ける作業に使うものなので逆回転も厳禁です。

 

メーカーは精密機械と位置づけているので、衝撃や振動を与えないよう優しく取り扱ってください。

 

トルクレンチについておさらいすると

 

「 今行っている作業を、どれくらいの力で締付けているか 」を測定する工具のことで精密機器に当てはまります。

 

ボルトやねじを適正トルクで締め付けるための工具です。

 

注意しないといけないのが、どれくらいの力で締め付けられているかを確認する工具ではないということです。

 

トルクレンチは保管方法を間違えると精度が狂います

整備する男性トルクレンチは精密機械ですので、一般工具とは扱いが少し違うのです。

 

丁寧に扱わないと精度が狂ってきますよ。

 

保管方法ですが、

  1. プレセット型トルクレンチの設定トルク値を測定範囲の最低値にセット
    内部のスプリングに力をかけたままプレセット型トルクレンチを保管すると、内部のスプリングに負荷がかかり誤差が出てしまいます。
    保管ケースに”トルク値を最低値にして保管”と張り紙をしておくのといいかもしれません。
  2. 高温・多湿・ほこりは避け、ケースに入れて保管
    結露による錆の発生や、ほこりのかみこみなどが原因となって、測定精度が低下する場合があります。使用後は保管ケースに入れ、高温・多湿やほこりの多い場所は避けて保管してください。乾燥剤を入れるのもオススメです。
  3. 年1回以上の精度確認
    使用に伴い、測定精度に狂いが生じる可能性があります。定期的( 年1回以上を推奨 )に精度確認( 校正及び必要に応じて調整 )をしましょう。

    また、使用前には異常がないか点検もおこなってください。
    ※校正とはトルクレンチテスタでトルクレンチの精度を点検、確認する作業です。

 

車やなバイク、自転車のパーツで使われているカーボンは軽く高強度・高剛性で、パーツの素材としては最も適している素材です。

 

その反面不均等な力には弱いのでボルトの締めすぎで、変形やヒビが入る場合があります。

 

強く締めすぎてパーツを破損させてしまったり、

 

破損を警戒して締めつけが足りないとパーツがずれたり

 

などのトラブルが起こる可能性があるんです。

 

このような繊細はパーツには、トルクレンチはうってつけの工具です。

 

むしろトルクレンチ以外の工具では調整できないと思ったほうがいいかもしれません。

 

トルクレンチの種類

トルクレンチ

トルクレンチにはいろいろな種類があります。

 

大きく分けて3種類あるので紹介していきます。

 

プリセット型

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設定したトルク値に達すると「 カチッ 」という軽いショックが手に伝わり、締め付け完了が確認できます。

 

最も一般的に普及しているタイプです。

 

ホイール交換などで重宝しますよ!

 

プレート型

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ある一定の力を加えた時に発生する金属の歪みをプレート上に刻まれた目盛で読み取ります。

 

機構が単純な分、意外に正確で安価なものが多いです。

 

デジタル型

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センサーでトルクを検知し、数値をデジタル表示するタイプです。

 

精度の高いトルク管理が可能ですが、高価です。

 

デジタルなので、ホイール交換などには向かないタイプです。

 

プラグ交換などに適しています。

 

まとめ

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

まとめると、

  • トルクレンチとは「 どれくらいの力で締付けているか 」を測定する工具
  • トルクレンチは精密機器
  • 締め付けを確認する工具ではない
  • 力( トルク )の単位はN・m( ニュートンメートル )
  • 繊細なパーツには、トルクレンチはうってつけ
  • グリップの中央を持つ
  • トルクレンチは基本的に右回り( 時計回り )のみ
  • ソケットを根元までしっかりと差し込む
  • ロックを解除し主目盛、副目盛の順でトルク値を設定
  • プリセット型は、カチッと音がしたらそれ以上回さない
  • 念の為もダメ
  • 逆回転もダメ
  • プレセット型の保管方法は設定トルク値を測定範囲の最低値にセット
  • 高温・多湿・ほこりは避け、ケースに入れて保管
  • 年1回は精度確認
  • トルクレンチの種類は、プリセット型・プレート型・デジタル型の3種類

トルクレンチは取り扱いに注意が必要ですが、高性能なパーツには不可欠な工具です。

 

上手に使えば愛機の性能を最大限に引き出すことができます。

 

そして何よりも事故を防ぐためにも重要な工具です。

 

安全安心のためにも使いましょう。

 

この記事が少しでもお役に立てば幸いです(^^♪

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