- 将棋の戦法ってなに?
- 戦法を覚えると強くなれるの?
- 初心者におすすめの戦法が知りたい
この記事では、このような悩みを解決します。
私も将棋の戦法を覚えてから強くなりました。
藤井聡太さんがニュースを賑わせていて、将棋がブームになっています。
将棋に興味を持って棋譜の読み方をなんとなくマスターした。
だけど、将棋の対局でどうしても勝てない。
序盤で大きな差がついてしまう。
名人の棋譜をみたけど、指し手がピンとこない。
なぜなんでしょうか?
実は、将棋初心者さん向けのおすすめの戦法は棒銀なんです!
なぜなら、棒銀だと相手の守りが固まる前に攻められる速攻ができ、短期決戦も可能な手法だからです。
本記事の内容
- 将棋初心者には「 棒銀 」がおすすめ
- 「 棒銀 」以外の将棋初心者向け戦法をどこよりも分かりやすく解説します
ちょっとしたことですが、こういうことを知っておくと戦略の幅が広がりますよ♪
記事の信頼性
- 日本将棋連盟参照
- ゼロから始める将棋研究所参照
この記事を読み終えると、将棋の戦法に詳しくなり将棋が強くなります。
では早速みていきましょう。
将棋初心者には「 棒銀 」がおすすめ
初心者におすすめの「 棒銀 」ですが理由としては、
- 攻撃を覚えたほうが将棋は面白い
- 「棒銀」は攻撃力が高い
- 囲いなどの防御は覚えるのに時間がかかる
以上のことから、まずは「 棒銀 」で勝つ楽しみを覚えて次のステップに進みましょう。
「 棒銀 」の派生として雀刺しも有効ですよ。
「 棒銀 」を使ってみると、その攻撃力の高さにびっくりします。
序盤から猛攻を仕掛けられますので、相手は守りを固める暇がありません。
敵の陣形を崩すのにも、うってつけです。
私がまだ子供の頃、うちの親父と将棋を指してる時に、親父が「 棒銀 」使ってコテンパンにやられたことがあります。
悔しかったですが、おかげでその攻め方を覚えて、数年後にリベンジに成功しました!
将棋は負けて強くなるものですので、まずは数多く対戦してみるのが良いでしょう。
棒銀とは
飛車、銀、歩の3枚の駒を縦に並べて攻撃していきます。
飛車先を突いた歩の位置から真っ直ぐに銀を進めていきます。
目的は飛車を竜にすること、銀を金・角に交換することです。
ただし失敗すると、中途半端な攻めになり銀が遊んでしまうことになりますので注意が必要です。
攻める時は、最後まで攻めるという気持ちが必要です。
棒銀で攻められたときの受け方も覚えておくといいですよ。
相手の銀が上がってこないように9六歩、7六歩と歩を進めておきます。
これで、銀が攻め込むのを防げます。
相手が「 棒銀 」で攻め込んできても安心ですね。
参考動画を置いておきますので参考にして下さい。( 音が出ます )
棒銀をマスターすれば、初心者同士の戦いであればかなりの確率で勝利することが出来るようになります。
ただし中級者以上との対戦では、あっさり対処されてしまうので、戦う相手は選びましょうね。
まずは同じくらいのレベルの人と戦うように。
そうしないと、将棋の楽しさを知る前に飽きてしまうかも知れません。
将棋初心者の戦法の種類をどこよりも分かりやすく解説します
「 棒銀 」以外にも様々な戦法がありますが、そういった戦法を身につけるとどうなるでしょうか。
戦法を身につけると、どう打つか迷いが少なくなります。
そうすると、余裕を持って相手のことを観察することもできます。
相手が何をしようとしてくるかわかれば、対処もしやすくなるので悪手を打たないですみますね。
特に序盤は相手の駒と当たることもないので、自分の好きな型を作りやすく有利に運べます。
良いことづくしの戦法をマスターすることが強くなること、初段への近道になるのです。
将棋の戦法ですが、古くは江戸時代に考案されたものもあり、100以上あると言われてます。
これだけあると、どの戦法が自分にあっているのか分かりづらいですよね。
全部試してみるわけにもいかないですから。
たくさんある戦法を説明する前に、将棋の攻めと受けのセオリーを紹介します。
- 攻めの理想形は飛車・角・玉と反対側の銀・桂馬の4枚
- 玉の守りは金2枚と銀1枚で固める
- 玉の位置は、基本的に攻める側の陣地とは反対の方向にする
まずは、この3点をしっかり頭に入れておいてください。
ここまでで出来ているだけで、強さのレベルが段違いにあがりますよ。
さあ、いよいよ戦法です。
それでは代表的なものを紹介しましょう。
居飛車系
矢倉戦法
人気の囲いで、玉を金銀3枚で囲います。
この囲いは縦からの攻撃に強いので相手も居飛車( 相居飛車 )の時に有効です。
棒銀をマスターしたら、今度は守りを固める矢倉を覚えましょう。
こちらの動画で分かりやすく解説されています。( 音が出ます )
雀刺し
棒銀のように1列で攻めていく戦法です。
歩、桂馬、香車、飛車、角の5枚で1筋を攻め立てます。
受けを知らない人に使うとボロ勝ちします。
こちらも動画の方が分かりやすいかと思います。( 音が出ます )
対振り飛車
相手が振り飛車になるか見極めることが大切です。
見極めのコツは角道を塞いできたかどうかです。
そして相手が飛車を振ってきたら、囲いを船囲いにし5筋の歩を上げます。
ここまでできたら後は攻めです。
5筋で空けた道筋から銀を上げていき5段目まで上げれば成功です。
参考動画です。( 音が出ます )
振り飛車系
四間飛車
人気のある戦法です。
飛車を左から4番目( 6筋 )に指すことから4間飛車と呼ばれています。
指し方は角道を空けてから飛車を6筋に動かします。
これで、4間飛車の形は完成です。
この後気をつけるのは飛車先を伸ばしてきた時に角を7七に上げることです。
さらに角交換を避けるために6筋の歩を6六に上げます。
ここまでできたら、後は美濃囲いで固めます。
玉を2八に左に動かし、銀を前に金を近くに寄せます。最後に1六歩として完成です。
参考動画です。( 音が出ます )
ゴキゲン中飛車
最初にちょっと出てきたゴキゲン中飛車です。
発案者の近藤正和六段の陽気な性格から名付けられてます。
強そうに感じられない名前ですけど当時は画期的で当時過去最高の年間勝率を記録しています。
中飛車の通り、5筋に飛車を動かす戦法です。
角道を空けて、飛車先を伸ばしたら完成です。
参考動画です。( 音が出ます )
まとめ
まとめると、
- 初心者はまず棒銀で勝つ楽しさを知る
- 棒銀の受けは歩を上げて銀を防ぐ
- 攻めの理想形は飛車・角・玉と反対側の銀・桂馬の4枚
- 玉の守りは金2枚と銀1枚で固める
- 玉の位置は、基本的に攻める側の陣地とは反対に
- 攻め重視の居飛車
- 守り重視の振り飛車
- 矢倉囲いは縦の攻めに強い
- 雀刺しは棒銀より更に攻め特化
- 間飛車は守り重視
- 中飛車は攻めていける
ここまで、覚えたら初心者は卒業だと思います。
これからたくさん対局し将棋を楽しんでください。
まずは攻め方を覚えて、勝つ楽しさを味わってみて下さい。
それから守り方を覚えて下さい。
そうすることで、徐々に将棋が楽しくなってきます。
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この記事が少しでもお役に立てば幸いです(^^♪