- 将棋の棋譜の読み方を知りたい
- 将棋の棋譜が読めるとどうなるの?
- 将棋の棋譜の書き方を知りたい
この記事では、このような悩みを解決します。
私は、小学生の頃から将棋を指しています。
藤井聡太さん( 当時17歳 )が最年少で棋聖になったことで、将棋に興味を持った人も多いのではないでしょうか。
子どもが興味を持っているので、教えてあげようと将棋セットを買ってルールは覚えたけど、なんとなく指していて強くならない。
指し手がワンパターンになってしまう。
ということが起こってきます。
我が家は教育に良いかもと思い、子どもに将棋を教えて指していたんですが途中から指し方がワンパターンになり、子どもに飽きられてしまったという苦い思い出があります。
その時に、じゃあどうすればいいのか調べてみたんですね。
そしたら、駒の動きを記録した棋譜を読む事で、もっと色んな戦術を覚えられると知りました。
将棋のいろいろな指し方を覚えるポイントが「 棋譜 」になります。
実は、将棋の棋譜の読み方を知ることで、将棋が格段に強くなれます!
なぜなら、棋譜が読めると盤上の駒の動きが頭の中で見えるようになるからなんです。
本記事の内容
- 将棋の棋譜の読み方で知っておくべきこととは
- 将棋の棋譜の書き方を知ると将棋がもっと好きになる!
ちょっとしたことですが、こういうことを知っておくと知識の幅が広がりますよ♪
この記事を読み終えると、棋譜が読めるようになり、子どもに将棋を教えるのも楽しくなります。
そして、将棋のテレビを見るのが楽しくなります。
では早速みていきましょう♪
将棋の棋譜の読み方で知っておくべきこととは
将棋の三大上達法である、詰将棋・実戦・棋譜並べのうち、詰将棋と棋譜並べは棋譜が読めないと出来ません。
棋譜を読むことで、大局的な見方や形勢、戦法などが分かってくるんです。
棋譜を読めるようになると、状況が把握できるようになり上達できますよ。
棋譜の見方で知っておくべきことですが、☗は先手、☖は後手を表します。
そして、先手が下側・後手が上側です。
数字は盤上のどこに駒があるかを示す座標になり、縦が算用数字、横が漢数字になります。
気をつけないといけないのが、横は右から数え始めるということです。
☗2四歩というのは、先手が横の右から2番目、縦の上から4番目に歩を置いたということです。
読み方は ” せんて にーよん ふ ”。
☖は後手、読み方は” ごて ”です。
慣れてくると、聞いただけで盤上のどこに指されたかすぐに分かるようになりますよ。
横・縦の順番ということを、まずは覚えるといいと思います。
次は、成った場合です。
相手陣地に入ったときに、駒が裏返って強くなることを「 成る 」といいます。
棋譜では成った時に、「 成 」と書くんです。
成ると駒がひっくり返って、赤文字になります。
☗2三歩成なら、読み方は” せんて にーさん ふ なり ”です。
成る・成らないは、指し手が決めることができるので、成らなかったときは「 不成 」と書き、読み方は” ならず ”です。
ここまで理解できたでしょうか。
ここからちょっと難しくなりますよ。
同じ駒が動かせるところにあった場合ですが、普通に書くとどちらの駒が動いた方か分からなくなるので注釈をつけます。
持ち駒を打った場合ですが、盤上の同じ駒が動かせるところにあった場合、どちらの駒が置かれたかわからなくなるので、持ち駒を打った場合は、「 打 」と書きます。
☗2三歩打なら、読み方は” せんて にーさん ふ うち ”です。
同じように、盤上の同じ駒が動かせる場合、どちらかが動いたかをわかるようにするために、右( みぎ )・左( 左 )・上( あがる )・引( ひく )と書きます。
指し手から見て、駒を右側に動かすと右( みぎ )、左側に動かすと左( ひだり )です。
同様に手前に動かしたら引く( ひく )、相手側に動かしたら上( あがる )になります。
☗8三金引なら、読み方は” せんて はちさん きん ひく ”です。
最後に、相手が一手前に指した駒をとる時は、「 同 」と書きます。
例えば、☗2四歩☖同歩の場合。
読み方は” せんて よんよん ふ ごて どう( おなじく )ふ ”と読みます。
これは、先手が4四に指した「 歩 」を後手が「 歩 」で取ったということです。
棋譜のルールは以上です。
これで棋譜が読めるだけでなく、書くこともできるようになりました。
将棋の棋譜の書き方を知ると将棋がもっと好きになる!
棋譜がわかるようになると、どうなるでしょうか。
棋譜とは、将棋の対局中の駒の動きを記録したものなので、名人がその時に何を考えていたかが分かるんです。
スポーツなどの記録では、とてもそこまでわかることは出来ませんよね。
野球に例えると、打率本塁打数はわかっても、その時に何を考えてボールを打ったのか、なぜ見逃したのか、そういうことが全部わかるのが棋譜なんです。
藤井聡太さんは、目隠しをして詰将棋が出来ます。
これも、棋譜が読めるからこそ出来ることです。
なんとなく棋譜の凄さが分かってきませんか?
棋譜が読めるようになると強くなるって、そういうことなんですね。
棋譜を見ながら駒を動かすことを、棋譜並べと言います。
これをやっていると、将棋の局面毎の駒の動かし方がわかってきます。
将棋には大きく3つの局面、序盤・中盤・終盤があります。
この局面毎の動きを、棋譜で追ってみる訳です。
藤井聡太さんのことが好きなら、藤井聡太さんの棋譜並べをすると、藤井聡太さんの凄さが実感できると思います。
新聞の将棋の対局記事( 観戦記 )ですが、これにも棋譜が載っているので、これも読み解くと将棋が上達します。
1局を10回くらいに分けて記事にしているので、次の1手を考えるのに最適です。
自分ならこう指すかな?と考えるのも面白いですよ。
次の記事で答え合わせが出来るのも、面白いところです。
この観戦記の良いところは、将棋以外のことも記事になっているので対戦の雰囲気がわかるということです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると、
- 棋譜のルール
- ☗は先手、☖は後手
- 盤面の下側が先手・上側が後手
- 縦が算用数字、横が漢数字
- 横は右から数え始める
- 成ると成、成らないと不成
- 同じところに動かせる同駒があるときは打・上・引・右・左
- 指した直後に駒を取られると同
棋譜が読めると名人の考え方が分かるようになり、局面毎の駒の動かし方が分かるようになりますよ!
藤井聡太さんの活躍で、将棋は子どもたちにも人気になっています。
先を先を読んでいくので、頭にも良いとされていますよね。
僕なんか、棋譜の読み方をもっと前に知っておけば、子どもと将棋をもっと楽しめたのになぁと、ちょっぴり後悔もしています。
あなたも、こうならないように、棋譜を読んで将棋をもっと楽しんでください。
※日本将棋連盟の棋譜記録では、縦横ともに算用数字を使用しています。
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この記事が、少しでもお役に立てば幸いです(^^♪