- 「 私はロボットではありません 」の意味は?
- なぜチェックマークを入れただけで、ロボットではないと分かるの?
この記事では、このような悩みを解決します。
検索の途中やログインの前に出てきますよね。
パソコンやスマホで検索していると、「 私はロボットではありません 」という画面が、突然出てきたことはありませんか?
そしてチェックボックスに、チェックを入れるようになっています。
でも当たり前すぎて、本当にクリックしていいのかな? と不安になりますよね。
それでもチェックマークを入れないと先に進めないようだから、とりあえずクリックすると元の画面に戻ります。
クリックした後、普通にパソコンやスマホは使えているとはいえ、
「 本当に良かったのかな? 」
「 実は知らない内に、変なサイトにつながっていたらどうしよう! 」
など後から不安になってきます。
実は、「 私はロボットではありません 」の意味は、本当に人間なのかを見分けるためのものであり、悪用されたbotへの対応策なのです。
なぜなら、インターネットでWebサイトを見る時やログインする時は、常に危険なbotによる攻撃にさらされているからです。
本記事の内容
- 「私はロボットではありません」の意味とは?
- なぜチェックマークを入れただけで人間と分かるの?その仕組みは?
「 チェックマークを入れたところで何が分かるの? 」
「 そもそも、なぜ人間かどうかを証明しないといけないの? 」
何も分からないだけに、次から次へ疑問が出てきます。
記事の信頼性
この記事を読み終えると、「 私はロボットではありません 」の意味や目的とその仕組みが分かるようになりますよ。
では早速みていきましょう。
「私はロボットではありません」の意味とは?
「 私はロボットではありません 」の意味はその言葉の通り、あなたがロボットではないことを分かってもらうためのものです。
チェックマークを入れると、ロボットではないと判断されて画面が元に戻ります。
ちなみに、ここで言う「 ロボット 」とは「 bot( ボット )」のことを指します。
「 bot 」とは「 ロボット 」から由来する言葉で、作業を自動化するプログラムのことです。
人がやると時間がかかる単純な作業を、自動でやってくれます。
正しく使えばとても賢くて便利なものですが、中には悪意のあるプログラムで作られたbotもあります。
そういった悪いロボットにアクセスされないようにするための、確認事項なのです。
「私はロボットではありません」は誰が何のために出しているの?
「 私はロボットではありません 」は、サイト運営者がGoogleのサービスを導入して出しています。
「 私はロボットではありません 」は正しくはreCAPTCHA( リキャプチャ )というものです。
reCAPTCHAとは、Googleが無料で提供している人間とロボットを見分けるためのサービスです。
CAPTCHAとは、人間とロボットを区別するための試験の総合的な名前のことです。
その中でもGoogleが提供しているものをreCAPTCHAと呼びます。
気を付けたいのが、CAPTCHAを提供しているのはGoogleだけではないので、出てくるCAPTCHAが全部Googleのものとは限りません。
つまり、偽物もあるということです。
例えば、「 ロボットではない場合は許可をクリックします 」という画面が出てきたことはありませんか?
あたかもGoogleのreCAPTCHAのように見えますが、許可をクリックしてしまうと悪意のあるサイトや広告の通知が来たり、ソフトウェアが勝手にインストールされることもあります。
そんな画面が出てきたら、何もクリックせずに見ているタブをすぐに閉じましょう!
このようにインターネット上では、悪意のあるロボットにより常に危険な攻撃にさらされています。
他にもロボットの力で不正ログインをしたり、自動的に大量のユーザー登録をしたりすることもできます。
大量のユーザー登録が出来れば、Twitterのフォロワー数など簡単に増やせますよね。
そのような嘘の情報を見過ごすわけにはいきません。
そんなことをすると、健全にWebサイトを運営している人にとって、とても迷惑なことになります。
これは一部の例でしたが、インターネットでの危険はまだまだたくさんあります。
そのためreCAPTCHAは、多くのサイトで導入されるようになりました。
だから私達も、GoogleのreCAPTCHAをよく目にするようになったのですね。
なぜチェックマークを入れただけで人間と分かるの?その仕組みは?
実は、チェックマークを入れることで、人間かロボットかを判断しているわけでは無いんです!
チェックマークを入れる前の、クリックの回数やスクロールの速さ、そしてカーソルの動きなどで人間なのかどうかを見分ける仕組みなのです。
ロボットだと連続で何回もクリックできるし、スクロールのスピードも速くて一定になります。
そして、人間のようにカーソルの動きにブレがありません。
なんと人間かどうかの判断は、そのサイトを訪れた時からもう始まっていたのです!
「私はロボットではありません」は別のパターンもある
今ではとても優秀なGoogleのreCAPTCHAですが、実はバージョンアップを何度か経て現在に至ります。
以前のreCAPTCHAは、大小さまざまな曲がった文字を読んで入力するタイプのものでした。
曲がった文字や汚された文字は、機械には読めないそうです。
しかし、機械の学習機能やAI技術の発達で突破されるようになり、現在では提供が終了されました。
そして次に出たのが、画像選択タイプのものです。
何枚かの写真の中から、道路標識や車を全て選ぶというような感じです。
たまに難しいものもありますよね。
最近話題になっていたのは、全てがりんごの画像でその中から青森のふじを選べという超難解な画像認証です。
確かに難しすぎて、青森県民でも分からないとユーモアたっぷりの話題でした。
( Yahoo!ニュースより )
解けそうにない画像の場合、再読み込みをすれば別の写真に変えてくれますよ。
もし間違っても、「 もう一度お試しください 」と出るのでやり直しができます。
セキュリティのレベルが高そうな画像選択のタイプでしたが、こちらも同じく突破されてしまい、その次が「 私はロボットではありません 」です。
その「 私はロボットではありません 」も、破ろうとしている人がいるので、さらに新しいバージョンが出ているそうです。
このように、新しいセキュリティ対策が開発されたらそれを破る人が必ず出てきます。
そしてまた破れないものを開発する。
また破られる。
キリがないように思いますが、この繰り返しで技術はどんどん進化しているのですね。
まとめ
まとめると、
- 「 私はロボットではありません 」の意味は人間と悪意のあるプログラムで作られたロボットを見分けるためのもの
- 「 私はロボットではありません 」はサイト運営者がGoogleのreCAPTCHA o導入しているために出てくる
- CAPTCHAを提供しているのはGoogleだけではないので、出てくるCAPTCHAが全部Googleのものとは限らない
- チェックマークを入れることで人間かロボットかを判断していない
- チェックマークを入れる前の、クリックの回数やスクロールの速さ、カーソルの動きなどで見分ける仕組み
- GoogleのreCAPTCHAは過去に何度かバージョンアップをしており、今後もバージョンアップが予想される
「 私はロボットではありません 」なんて当たり前のことですが、改めて聞かれるとなんだかドキッとします。
大小さまざまな曲がった文字が読めなかったり、選ぶ写真を間違った時は焦りますよね。
機械に人間かどうか聞かれる時代が来るなんて、少し前までは思いもしなかったことです。
これからますますロボットが進化していきそうですね。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです(^^♪
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